アーリントンとの友好都市盟約締結40周年記念事業
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令和6年(2024年)は、アメリカマサチューセッツ州アーリントンと昭和59年(1984年)9月21日に姉妹都市盟約を締結し40年を迎える記念すべき年です。友好代表団を派遣しあい、両都市で記念事業を実施しました。
姉妹都市アーリントンについては、こちらのページから

長岡京市友好代表団がアーリントンへ訪米(令和6年4月26日から5月2日)
アーリントンで開催される記念事業に出席するため、市長、議長をはじめとする友好代表団がアーリントンを訪問しました。
アーリントンへの友好代表団の訪問は、盟約締結35周年の時以来、5年ぶりとなります。
アーリントンとの短期交換留学事業による学生訪問団も同時期に渡米し、一部行程を共にしています。

記念祝賀会
両都市の姉妹都市盟約締結40周年を記念した祝賀会が、タウンホールで開催されました。市議会に相当するタウンミーティングなども行われるタウンホールは、この日に合わせて日本国旗をイメージした白と赤のカラーでライトアップされるなど歓迎ムード。
アーリントンの行政や教育の関係者らが多数参加し、両都市のこれまでの交流の軌跡、そして、これからの展望について語り合いました。
記念品交換ではアーリントンからはクリスタルの盾を、長岡京市からは伝統工芸品の京風呂敷をそれぞれ送りました。また、アーリントン側の出席者には、長岡京市の名勝がデザインされたポストーカードを配布し、長岡京市の自然と歴史をPRすることもできました。
両都市の友好交流の更なる発展を再確認し、古き友人や新たな友人と語り合う場となりました。

アーリントン高校、ダリン小学校を訪問
学生訪問団の交換留学プログラムを見学するため、アーリントン高校とダリン小学校を訪問しました。
5年前の訪問の際から新しく建て替えられたアーリントン高校の校舎はとても快適な環境で、同校の生徒たちが伸び伸びとした様子で学んでいました。
学生たちは、アーリントンの高校生に長岡京市について紹介したり、ソーラン節やけん玉など日本の文化を伝えるなどして交流を行いました。
ダリン小学校では、学生たちがアーリントンの子どもたちに漢字や折り紙、けん玉などを教えて交流しました。
この小学生たちが日本の文化に興味をもち、将来交換留学プログラムで長岡京市を訪問してくれることが待ちきれません。

タウンミーティングに参加
アーリントンの政治形態であるタウンミーティング。日本の市議会とは異なり、選挙区から選ばれた住民たちの代表が集い、住民参加で予算などのまちの重要事項を決める、植民地時代から残る最も純粋な民主主義の政治形態です。
タウンミーティングが始まる前、タウンホールのロビーには、交換留学プログラムの立ち上げに尽力されたシェフラー氏やホストファミリー、そのほか関係者が代表団のために多数集まっていただいており、ひととき交流の時間を過ごしました。長岡京市への想いを持っている住民が多数おられることを実感できる機会となりました。
タウンミーティングの冒頭では中小路市長と学生訪問団のコナー団長が英語でスピーチを行い、大勢の住民の代表に姉妹都市交流についてアピールすることができました。
当日のタウンミーティングは、多くの議題があり、夜遅くまで続いたそうです。


アーリントンの公共施設などを見学
アーリントンの図書館では、日本の書籍やマンガなども所蔵されていました。
また、本の貸出だけでなく、テントなどの日用品の貸出も行っており、住民の生活により密着した施設として運営されていました。
学生訪問団とともに消防署や警察署を見学。
署内や車両について案内をしてもらったほか業務内容についても説明をいただき、日本の消防・警察との違いなども知ることができました。
また、アーリントンのローカルテレビArlington Community Media Inc.(ACMi)も学生訪問団とともに見学し、アーリントンとの友好交流について取材を受けました。市長へのインタビューはその後放送され、多くのアーリントンの方々に、姉妹都市長岡京市を知っていただく機会になりました。

記念植樹式
姉妹都市盟約締結40周年を記念して、学生訪問団も立ち会いのうえ、警察署の敷地内で桜の木の植樹式が行われました。
今後この桜の木の成長とともに、両都市の友好交流も大きく育くまれることでしょう。

アーリントンからの友好代表団が訪日(令和6年10月2日から10月6日)
長岡京市で開催する記念事業に参加するため、アーリントンからタウンマネージャーをはじめとする5名の友好代表団が長岡京市へ来訪されました。
40周年を記念し、関係者立ち会いのもとバンビオ広場公園で日米友好の象徴であるハナミズキの記念植樹を行いました。
また、記念式典では多くの参加者が代表団と交流し、これまでの友好交流の足跡を再確認するとともに、これからも共に手を携えて交流を深めていくことを誓い合いました。
長岡京市内では、小中学校やアーリントン高校と姉妹校である西乙訓高校の見学を通して長岡京市の教育について知ってもらうことができ、また、市議会や消防署など公共施設の視察を通して行政の仕組みの違いなどについて理解を深めていただくこができました。
そのほか、長岡京市の名産である竹を使ったお箸作りも体験していただくなど、文化も含めて広く長岡京市を知っていただく機会となりました。
