災害対策(飲料水の確保)について
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上下水道は、人が生活を営むうえで最も必要不可欠なライフラインです。
震災などの災害直後には、水道水の給水がストップすることも予想されます。
このため上下水道部では、災害に備え様々な取り組みをしています。
1 飲料水の確保と保存
通常、人が生きていくために必要な水の量は、1人1日3リットルと言われています。災害に備えて、ご家庭でも常時3日分程度の飲料水の備蓄を心がけましょう。
水道水の保存は、消毒のための塩素が消失しにくいように、清潔でフタのできる容器に口元までいっぱいに入れ、保存してください。日の当たらないところに保管した場合は、3日程度は飲用として利用することができます。
なお、浄水器を通した水道水は塩素による消毒効果がなくなるため、毎日入れ替えるようにしてください。
2 応急給水
水道水の給水がストップした場合、本市の配水池及び浄水池に確保できる飲料水の量は、約12,320立方メートル(最大値※)です。これは約8万人の市民のみなさんに、1人1日3リットルを給水した場合の約50日分に相当します。
なお、災害時の応急給水は、市の「地域防災計画」に定められた避難所などへの給水車による運搬給水となります。日ごろから清潔なポリ容器などを準備しておくと、応急給水を受ける際に便利です。
※最大値とは、配水池及び浄水池が満水時の水量です。
3 災害に強い施設づくり
これまで、京都市との緊急時応援給水連絡管の布設や、地震の被害を受けやすい石綿セメント管の布設替えを、平成9年度からは基幹水道管の耐震化に取りくんでいます。
また、水道施設についても、配水池の耐震化や震災時に飲料水を確保するため、配水池への緊急遮断弁の設置や、緊急時給水器具の整備を図ってきました。
今後も、引き続き管路の耐震化などを進め、より災害に強い水道を目指します。
4 応急給水用資機材
給水ロ-リ-車(平成17年度購入)
給水ロ-リ-車のタンク容量は2千リットルで、毎分350リットルの給水能力を持つポンプを装備しており、すばやい給水ができるようになっています。
その他の資機材
車載用の給水タンク容量500リットルと1000リットルを各1台、水道水運搬のための6リットルのポリ袋を1,400袋備蓄しています。
また、保存期間が10年の非常用備蓄水「ガラシャおもかげの水」(アルミボトル490ミリリットル)も引き続き製造し、災害時等の給水の確保をしています。
応急復旧用資材
災害による水道管の破損にすばやく対応するため、緊急時用管材や発電機などの資機材を備蓄し、日ごろから点検などの管理をしています。
5 他都市との協力体制
災害時に市だけでは対応が困難な場合は、復旧要員、資機材などの確保や応援について、日本水道協会京都府支部の「水道災害相互応援に関する覚書」に基づき、他都市に応援の要請を行うことになっています。