まちづくり市民会議を開催しました
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長岡京市第3次総合計画第3期基本計画の策定のために、「まちづくり市民会議」を開催しました。

1.概要
市民アンケートだけでは拾いきれない意見やニーズを把握し、長岡京市がこれから特に重点を置くべき取り組みについて考えるため、平成21年12月~平成22年2月に3回、公募市民・審議会委員・市職員の計25名が、「総合計画の各分野で今後重要となる取り組み」、「市全体として今後特に重要となる取り組み」を検討しました。

2.活動の様子

意見交換の様子

発表の様子

3.各分野における「今後重要となる取り組み」
総合計画の各分野における「今後重要となる取り組み」について、グループに分かれて、検討した結果は、以下の通りです。
分野 | 今後重要となる取り組みとして挙げたもの |
---|---|
福祉・保健・医療 | ・「向こう三軒両隣り」による見守り・支えあいを、まちづくりの方針として掲げる ・中高生の頃から新生児や小さな子どもにふれあう機会を増やし、“親育て”を行う ・充実している福祉・保健・医療についての情報提供とアクセス利便性を向上する ・不足しているサービスや、新たな課題への対応について、情報を共有し、関係者の連携により適切に対応していく |
生活環境 | ・環境活動や緑化活動への市民参加を促進すること ・水道事業に関する議論を市民に分かりやすく伝えること ・ごみの減量やごみ処理ルールの徹底を図ること |
教育・人権・文化 | ・子どもや保護者を取り巻く地域社会(大人たち)が、子どもや保護者・学校との関わり方を変えていく ・リタイア層や若い世代の人たちに地域社会でもっと活躍してもらう ・利用者の視点から、文化・スポーツに親しめる機会や情報提供を充実する ・今ある学校や文化・スポーツ施設をもっと有効に活用する |
都市基盤 | ・まちづくりを進める際に、方向性を示すこと ・まちづくりの計画や関連する調査結果等を公表すること ・長岡天神駅周辺道路の一方通行化の早期実現 |
産業 | ・「長岡京」のイメージと交通利便性を活かし、住環境とのバランスに配慮した企業誘致を行うこと ・市内の資源を活用し、観光客が市内に滞在する仕掛けをつくること ・消費者ニーズを踏まえた事業者の自助努力による商業活性化に対して支援を行うこと ・担い手の確保や農産物の共同販売の仕組みづくりによる農業活性化 |
行政改革と市民参画 | ・市民が参加できる環境整備を行うこと ・事業仕分けを含め各種事業の点検の仕組みをうまく連携させて行うこと ・効率的でマイナス情報も含む情報公開を行うこと |

4.長岡京市全体として今後特に重要となる取り組み
「長岡京市全体として今後特に重要となる取り組み」としては、「市民参加の環境整備」や、「地域コミュニティを活性化」する必要性が強く認識されました。
また、市政全般については、「長期的な視野に立ったまちづくりの方向性」を打ち出し、それを市民と共有したうえで進めていくことの重要性が指摘されました。
より具体的なテーマとしては、「子育て支援」や「人づくり」としての「学校教育の充実」、「自然環境の保全」、「長岡天神駅周辺のまちづくり」、「議会改革」が挙げられました。

5.成果の活用について
まちづくり市民会議における活動の成果は、計画策定の作業を進める上で、重要な資料としました。