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第4回 総合計画審議会 会議録

  • ID:4537

日時

平成26年12月1日(月) 午前10時30分~正午

場所

長岡京市役所 大会議室A

出席委員

石垣会長、小幡副会長、明致委員、川勝委員、山本委員、山下敏夫委員、水島委員、小泉委員、西田委員、西小路委員、秦委員、三好委員、杉本委員、阪委員、藤澤委員、浮田委員、戸田委員、山本委員、河村委員、岩野委員、大槻委員、平松委員

欠席委員

芦田委員、山下昌行委員、野中委員

出席者(実施部門の長)

山田環境経済部長、池田健康福祉部長、佐々谷建設交通部長、上村上下水道部長、中村教育部長

出席者(企画会議委員)

髙田委員、木村委員、中野委員、則武委員、齋藤委員、岩﨑委員、山口委員、板杦委員、谷川委員、天寅委員

事務局

仁科企画部長、城田政策推進課長、政策推進課総合計画・企画総務担当・山田、角野、樋口、鍋島

株式会社地域計画建築研究所 廣部公共マネジメントチームグループ長、渡邊

議事

1 開会

  • 事務局あいさつ
  • 委員の半数以上が出席、会議の成立を確認

2 開会挨拶

3 市民アンケートの結果の報告

●委員                

 道路は車を中心に整備されてきたが、通学路などの歩道の凹凸が非常に歩きにくい。子どもも歩きにくいと思う。今後は、人を中心に考えた道路整備をしてもらいたい。車道と歩道で段差をつける必要があるかどうかについても検討いただきたい。

●事務局               

 基本計画を策定する際に、参考にさせていただく。歩道と車道の高さの違いは、雨水を流す機能も持つため、所管部署と調整しながら進めていく。

●委員                    

 自由記述には非常に多くの意見が出されており、役立つと思う。もう少しわかりやすい形で整理できないか。
 市民ワークショップの報告書では、言葉の関係性を整理(テキストマイニング結果表示)しているが、もう少しわかりやすく整理していただきたい。

●事務局                 

 市民ワークショップのまとめでは、テキストマイニングという手法を用いている。自由記述をもう少しわかりやすくまとめられないか検討する。

●委員                    

 定住意向は「できれば住み続けたい」が32.8%、「住み続けたい」が56.7%となっているが、高齢化が進み、あえて引っ越しをする必要性を感じない、あるいはここに住まざるを得ないという側面があるという解釈もできるのではないか。

●事務局                 

 高齢化が進んだために定住意向回答率が高まっているという見方は、事務局の中にもあり、単純に定住志向が高まったのではないという可能性があることは理解している。

●委員                    

 市民アンケートでは、それぞれ世代(ex.子育て中、高齢期)や居住地域により関心の度合いが異なるため、回答結果に差が出ることは当然で、今回もそういったことが如実に表れていると感じた。
 単に総合的満足度や重要度が高い政策分野だけでなく、自分の立場に関わらず、世代を超えて、共にまちや社会をつくっていく観点を重視した計画作りに繋げられたらいいと思う。
 例えば長岡京市は、交通の利便性に対する満足度が高い一方で、政策課題として総合的な交通体系の整備がかなり上の方にあがっている。つまり利便性は高いけれども、都市内交通の観点においては、まだ大きな課題が残されている。多世代共創という観点からも重要ではないかと思う。

●委員                    

 「住み続けたい」という中には、ここに住まざるを得ないという、年齢ならではの理由もある。そういった背景も汲み取っていかないと、単に数値の増減だけで喜べることではないと思う。
 子どもについては、最近物騒な事件が全国的に起きており、挨拶をしただけで警察に通報された知人もいる。数字や項目だけを重視するのではなく、その絡みをどう見ていくかを含めて考えていかなければならない。良い事が書かれているから、で終わらないようにしないといけない。
 JR長岡京から阪急の長岡天神駅までを車いすで歩けば、歩道の歩きにくさがわかる。そういう意味で、弱者を守れるまちとしてこれからどうしていくのか考えて欲しい。

4 次期総合計画 基本構想素案について

●委員                    

 次期総合計画の作成にあたり、基本的な部分については、今までと違うところ、大事なところを図で表している。これまでの総合計画では基本的に縦割の発想で政策を組み立てていたが、例えば「少子化」があらゆる分野に関わるように、全体の状況把握のため「うるおい」「にぎわい」「あんしん」などの言葉で包括し、全体を捉えた組み立てをしている。 
 また、構想には背景と現状認識が必要であり、「ひととまちの姿」と「政策の大綱」の記述部分が重要と思う。特に長岡京の場合、これまでの基本構想が結実して、今、進行しつつある状況がある。これからは、新しい方向性で、現在の状況を乗り越えられるように繋げていくことが大切である。  
 都市構造は、長岡京の位置づけが重要なレベルに上がってきているという事実を踏まえ、京都縦貫道や舞鶴若狭道の完成による広域的な視点を意識する必要がある。

●委員                    

 基本構想の「うるおい」「にぎわい」「あんしん」は、非常に素晴らしい三本柱になっていると思う。例えば西山といった自然環境の維持管理に対する意識は共通しているが、関わり方にはかなり世代間ギャップがある。しかし自然環境の維持管理は世代を問わず協力すべき事柄なので、積極的に関わって当事者意識を持つ必要がある。世代など、何らかの要素で区別した政策では、対立が生じる。対立を生むまちづくりや政策はよくない。ユニバーサルデザインにおけるユニバーサルという言葉も普遍的という意味だから世代を区別しない。多世代で共にまちをつくるという観点は非常に重要である。
 アンケート調査結果についてはややネガティブな意見もあったが、自らが主体となって、みんなでいっしょに 「まち」をより良くしていくという、ポジティブな姿勢に転換してもらえればいいと思う。
 「政策の大綱」には3つ「〇〇〇をつくる」となっているが、「多世代でつくる」という観点が大事だと思った。

●委員                    

 基本的には世代間の交流と合わせて、市の内外、市民相互、市民と長岡京市への訪問者の交流で絆を育むイメージかと思う。多くの総合計画では、似たりよったりの言葉が並んでいるので、違った観点で総合計画が進めるのはいいことだと思う。

●委員                    

 人口は、このままでいけば、15年後は7万4千~5千人という話だったが、逆に10万人を目指すくらいの勢いで取り組む方がよい。産業・文化・工場地帯に関する取組を具体的にしておかないと、先々の人口減少期に市を支える経済が保てないと思う。もともとこの市は、住宅、自然、文化などに非常に恵まれている。ここで生まれ育ち、市の発展をずっと見つめてきたので、それなりの土壌があると思っている。そういう土壌を活かして産業や人口増加に前向きに取り組んでもらいたい。

●委員                     

 防災問題では、私達は「自助」「共助」「公助」の三つの言葉を使っているが、「互助」という言葉もここに入るのか。
 また、うるおいを与える水と表面を流れる水を合わせてやっていくなら、溜池の保全をどうしていくのか。
 コンクリートで蓋をした(暗渠化)川や、その上の道路の定期的な調査・検査はどうなっているのか。

●事務局               

 具体的な中身については、基本的計画の政策や事業で展開していく。

●委員       

 「まちづくりに向けて」の人口減少を越えて持続的に発展できるまち、あるいは「うるおい・環境」の持続可能な循環型社会など、まちの持続可能性がどのように展開されていくのかを、基本計画で示して欲しい。「活気・活力」、「交流」、「ゆとりをもって活かせる」なども、サスティナビリティを示すと思う。
 また、「うるおい」「にぎわい」「あんしん」と、これをまとめる「多世代共創」は非常によい言葉だと思う。

●会長                    

 最後に、少し感想を言うと、皆さんの意見を聞いて、「未来へつながる」あるいは「未来へつなげる」という事が基本だと思う。基本構想を未来に繋げるようなまちづくりを進めていくことが柱だと感じた。
 (本日意見が出た)個別の案件は基本計画の中で議論していく。他に意見がなければ、基本構想の方向としては概ね了承という形で、本日の結論とさせていただきたい。

(委員一同了承)

5 閉会

お問い合わせ

長岡京市総合政策部総合計画推進課企画総務・行革担当

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