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総合計画審議会 第2回分科会 会議録

  • ID:5094

第2回 総合計画審議会分科会 会議録

第6回総合計画審議会の中で開催

第1分科会

出席委員

明致分科会長、三好委員、山下昌行委員、佐々谷委員、岩野委員、

欠席委員

山本一善委員、石田委員、河内委員

議事

●分科会長      

 今回は広く全般を見て問題点を抽出し、議論の必要な部分を次回深める方法で進めたい。

──(一同了承)──

●分科会長      

 23ページ「市街地」について。分野の5年後の目標像について意見をお願いしたい。

●委員      

 長岡天神駅前の再開発事業も含め、大きな事業はここ何十年と何も進んでいない。庁舎の建替はこの一帯地域の開発と駅前の開発とからめてもう少し具体的に大きなことができないかと思う。

●分科会長      

 阪急の駅、市庁舎のグランドデザインを描く、それに基づいて市庁舎の建替え、移転を進めるのがオーソドックスだと思う。グランドデザインを描くにあたってさまざまな関係者の意見を聞く必要があり、本当に描ききれるのかが課題である。阪急長岡天神駅を高架化することから始めたら、他のものも自然と動き出すのではないか。

●委員          

 ここが長岡京市の最後の大きな都市基盤整備の事業だと思う。ビジョンを描くことが難しく、長い間進んでいないが、調査は色々としている。連立にした場合は約250億、市の負担が約50億~60億。環境、まちの景観を考えて地下化にすると500億以上。今後、人口が減少し、経済も現状維持のもとでここまでの投資をして8万人のまちが続けていけるか。一方で、長岡天神駅周辺の道路状況、住環境、商業の状況をみると、必ず手を打たなければいけない。優先順位をどうつけて取り組むかが重要である。
 長岡京市の軸となる天満宮石段下からJR駅前までの約1キロメートルの内、半分近く進捗した。シンボル軸として、歩きやすくて、広くて、イベントもできるような道路として早く完成したらと思う。
 分野の目標像に「都心拠点が充実」とあるが、5年間では難しい。都心拠点を充実させることを目指して計画づくりを進めることがこの5年でできること。それと「市街地の魅力が高まっている」とあるが、駅が3つできて全体の利便性が高まっているが、中心市街地の魅力は拠点整備と合わせてこれからの目標ではないか。

●委員      

 商業者の立場では、人の集まるところにお店ができる。人の流れは人工的につくることができ、人が流れるまちづくりを考えていただきたい。グランドデザインを描くことは非常に大事。描くことで協力する環境をつくることも1つの作戦ではないか。グランドデザインで公共施設が率先して動く、例えば産業文化会館の建替の話もあるが、人が集まるものが街の中から離れてしまうと人は集まってこない。産業文化会館を建替え、利用者がついでに買い物できるようにする。
 長岡京市全体として、住宅地と工業地域と自然を確保するところをもっと明確にしてはどうか。住居地域が工業地域へ攻めていっている。171号線から東側は完全に工業誘致に特化することもまちづくりとして必要ではないか。西山天王山駅周辺も用途地域を明確にしてもらいたい。用途が明確になることで、色々なものを生み出すことができる。

●委員             

 20代から40代の若い人、独身の人と接する中では長岡天神駅に対してはJRのようになるのはあきらめている印象を受ける。また、彼らの思う心地よい、住みやすいまちというのは、駅を降りて公園がある、緑が目につく、今は閉まっている店が多いが、そういうところが少しでも減るといった意見である。いっぱい人が来て、すごく儲かるというよりは自分たちが過ごしやすいまちが良いという意見である。
 個人起業支援をしているが、小さく商いをしていきたい人が意外といる。駅前もこじんまり楽しめて、郊外の自分達のいるところでもこじんまりと楽しめるということを好む人が多いように思う。

●分科会長      

 5年後の目標像が少し遠すぎる。15年先の目標像になっている。もう少し、実現感が感じられるようにしてはどうかというご意見かと思う。
 25ページ「道路・交通」についてご意見をお願いしたい。

●委員             

 駅から天神の鳥居下までの通りが完成したあと、アゼリア通りをどうしていくのか。一方通行にしたら、商店街の方にとっても問題が出てくるだろう。どこかに不満は出てくると思うが、何か奇抜なことをしないといけない。どういう道路ネットワークをつくっていくのかが重要。
 阪急バスはまちを回るときは、もっと小さいバスでいいのではないか。
 車いすやお年寄りが乗る電動車いすは歩行者と同じ扱いだが、街なかを歩くにはいろいろ抵抗(障壁)がある。アゼリア通りでも南側の歩道が整備され、よくなった。北側は通り難いが、南側を通ればよいので、そんなに問題はない。
 阪急長岡天神駅東側は「ゾーン30」という30キロに規制区域になった。車の通り抜けが減って、もっと人を中心にした場所になってくると思う。色々な面で良い方向に行っているのではないか。

●委員      

 長岡京駅から天神さんまでがメインストリートであり、完成するとまちの雰囲気が大きく変わると思う。

●分科会長      

 観光にも絡むが、長岡天神駅を降りてから天神さんまでの道が分かりづらい。天神さんの前が門前通りの様になっていたら、ずいぶん分かりやすい。

●委員          

 道路が整備されるとJRの2階のデッキに出ると鳥居が見えるようになる。電線地中化もやっており、長岡京駅から鳥居まで見えると、景観も含めた一番大きなシンボルゾーンとしての効果はある。

●委員      

 例えば阪急バスが南側にターミナルをつくると人の流れが変わってしまい、北側にある商店街がかなり影響を受けると心配している。

●委員          

 市役所前は公共施設や文化会館もあるため、公共交通はこちらをメインに、一般車はガラシャ通りといったすみ分けも必要か。また、若い世代の所有する車が減っていること、昨年から高齢者に対して運転免許証返納の支援を行ったところ、これまでの10倍、200名もの返納者が出たことを踏まえると、車自体が減少傾向と読めるので、市の交通政策をもう少し充実させていく思いから「交通ネットワークの充実」と施策をあげている。

●分科会長      

 5年先の達成目標を織り込むことはできないため、抽象的な表現になっているが、ここの表現はこのままでよいか。また、これまでの取組を引き続き進めていただくという方向でよいか。

──(一同了承)──

●分科会長      

 「産業」について意見をお願いしたい。

●委員      

 交通の便がよくなり企業誘致に力を入れていただきたいが、工業地域に住宅が建ってきている。一旦住宅が建つと、そこに工業を誘致することができない。もっとメリハリをつけて線引きすることが重要ではないか。
 乙訓全体を1つとして観光展開をしていくことを考えている。大山崎町はポテンシャルが高く、有名なところがたくさんある。また、京都府は「京都・西の観光」を展開している。嵐山から観光して、長岡京市で食事するツアーが結構人気がある。また、京都縦貫が繋がったら、今度は北から来る人に対してのPRを考えている。
 商工業についても長岡京は独特。街の中にスーパーがあるので、人が集まっている。

●分科会長      

 「観光の振興」で、乙訓の連携、もう少しお金を落としてもらう意味では食事、宿泊が必要となる。

●委員      

 宿泊場所がほとんどない。観光バスに乗る人がいちばんお金を落とされるが、光明寺はお寺の中で乗降するため、周辺への広がりは期待できない。
 「営農支援」は、高齢化が避けられず、専業農家が何十軒かに減っている。

●分科会長      

 こういう状況でこれらの政策をやっていけば、目標像に繋がるであろうという理解でよいか。

──(一同了承)──

●分科会長      

 「水資源」について意見をお願いしたい。

●委員             

 水に関しては、最近、転入した身としては意外といいと思う。60代、70代の方は昔のほうがおいしかったと言う。

●委員             

 ここに住んで50年ぐらいになるが、夏は冷たく、冬は温かい、おいしい水が出ていた。今は夏も生温い、冬も生温い。悪くはないけれど、地下水だけのときと比べたら雲泥の差である。

●事務局                 

 一般家庭向けは50%が地下水。水道法の関係で今は12時間以上は貯める必要があり、昔と比べると水源から蛇口への時間がかなり延びて、外気温に影響される。水道水をペットボトルに入れて半日ほど冷蔵庫に入れておくと、おいしく飲めると思う。ブレンド水と地下水と水道水と3種類を同じ温度で飲み比べると、そんなに差が出ない。

●分科会長      

 住みやすい、住みたいまちには欠かせない水であり、PRもしてはどうか。

●委員             

 女性が観光で柳谷方面に行くと、トイレが使いにくいと聞く。

●委員      

 公共施設のトイレを充実させると、まちの印象がぜんぜん違ってくる。

●分科会長      

 浄化槽に対する補助などの施策はないのか。「下水の適正処理」には含まれないのか。

●委員          

 市の事業認可を取ったところは100%近く設置済み。その区域外をどうするかが課題。

●分科会長      

 「公共用水域」については課題として残したいと思う。
 「都市景観」について意見をお願いしたい。

●委員          

 長岡京市の場合、身近なところに緑が豊かにあるというイメージが大きい。調整区域を定めて、山麓部は、今の住宅開発されている所を除くと全部調整区域で家が建たない。光明寺周辺も調整区域、農地を残していくのが、景観上重要なこと。また、田んぼは貯水・調整機能をもっている。北は全部調整区域になっており、農地を守ることで、景観が守られている。農業、自然を残していこうという長岡京市民の方の思いは非常に強い。天満宮周辺、八条ヶ池は国土交通大臣賞ということで都市景観大賞もいただいている。光明寺、天満宮、その周辺はそれらしい景観を醸しだすような整備をしていかなければならない。周辺の建物に配慮いただく重点地区としていく必要があると思っている。
 西国街道は、所々に昔の家を残している。石畳も活かしながら、少し街道らしい整備が必要かと思う。市で補助金を出す一方で、周辺住民による協議会等で検討し、進めていくことが重要かと思う。

●分科会長      

 景観は条例で相当縛りがあるのか。

●委員          

 景観条例はゆるやかで、色だけを規制している。意匠等の踏み込んだ基準は設けていない。皆さんで、良い景観を守っていきましょうと、計画区域、重点区域と定めて線引きしている。

●分科会長      

 財産の価値アップにつながる。景観条例の縛りは大変だが、しっかり守られているところの価値は上がる。

●委員          

 京都市の景観規制は非常に厳しいが、厳しくなった分地価が上がっている。価値が上がるような規制を考えていけたらよい。

●委員      

 建物の色、看板関係はまちの印象に影響する。京都市内もかなり厳しいということだが、長岡京市もそれくらいしてもいいのではないか。

●委員          

 少しずつ取り組んでいる。例えば、モスバーガーさんに色を変えていただいた。

●委員      

 全国チェーン店は率先してやるが、個人商店で一度つけた看板を取り外せといわれたら、なかなか難しい。

●委員          

 建替え、改装の時に取り組んでいただくためには、PRする必要がある。

●分科会長      

 徐々にそういう時代になってきていると思う。「都市景観」もだいたいここに記載されている内容でよろしいか。

──(一同了承)──

●分科会長      

次回は「魅力発信」「都市経営」、そしてもう一度全体を見渡したい。

第2分科会

出席委員

小幡分科会長、水島委員、秦委員、芦田委員、土家委員、大槻委員、野中委員、平松委員

欠席委員

杉本委員

議事

●分科会長      

 第2分科会の担当分野は、「就学前教育・保育」、「学校教育」、「地域子育て支援」、「人権」、「生涯学習・文化・スポーツ」、「環境共生」、「循環型社会」である。
 今回7分野全体を大まかに議論し、次回に詳細を議論したい。

──(一同了承)──

●分科会長   

 「就学前教育・保育」についてご意見をお願いしたい。

●委員         

 現在の待機児童はどれくらいか。

●事務局         

 今は30〜40人ぐらいとなっている。

●委員         

 全体の児童数の何パーセントが待機児童になっているのか、人数ではなく比率で示したほうがよいのではないか。
 待機児童は0にしたいが、保育園や保育所を増やしていったら、子どもが少なくなったときに余剰が出るので、難しい問題だ。

●分科会長   

 5年後の将来人口の予測はどうなっているのか。

●事務局         

 この5年間、人口は微増か横ばいだが、保育需要は増えている。

●委員         

 保育所を1カ所でも増やしたら、今の待機児童の30人は入れる。

●事務局         

 今年は96名定員を増やしたが、それでもまだ待機児童がある。

●委員         

 キャッチフレーズの「住みたい」には、入ってきてほしいという気持ちがある。入ってきてくださいとうたうのであれば、待機児童は0にしないといけない。

●分科会長   

 待機児童解消は計画に記載されている。

●委員       

 留守家庭児童会に関しては「地域子育て支援」に記載されている。就学前ではないが、安心して仕事を続けられる環境をつくるという点では、ここに記載されてもよいのでは。子どもの小学校入学後も安心して仕事が続けられるという視点で整理できないか。

●分科会長   

 小学校に入る前と後とで分かれているのが問題だということか。

●委員       

 「こども」の切り口は、「産み育てる環境」は妊娠から出産、子育てというお母さんお父さんも含めて、どう支援していくかという切り口。2つ目は子どもに焦点を当てて、保育所・幼稚園・保育園など、就学前の子どもたちをどう見守って育てていくかという切り口。それから小学校に上がれば学校教育のなかでどう育てていくかという切り口。最後に、地域で子育てをしよう、家庭も含めて地域で子どもたちをどう見守って健全に育てていくかというのが切り口。「学童保育」は、小学校に行って、留守家庭については家庭と地域で健全に育てていきましょう、そういうところを支援していきましょうという切り口。区分けとしてはこれでいいのではないか。

●委員       

 「地域子育て支援」で、働く親御さんと家庭を応援するために留守家庭児童会についてもっと充実させ、働きながら一緒に子育てができる環境をつくっていくことをもう少しはっきりと書けばどうか。

●分科会長   

 原文で内容は盛り込めている。「地域子育て支援」に学童保育の課題をもう少し具体的に記載してはどうか。

●委員       

 「就学前教育」について、教育には、家庭教育・社会教育・学校教育と3つあり、家庭教育が抜けているように思う。発達段階に応じた家庭教育が大切。

●分科会長   

 「地域子育て支援」に「家庭」というのを入れてもいいのでは。

●事務局         

 1ページ「産み育てる環境」には、小さいお子さんをお持ちの家庭に対する支援を記載している。

●委員       

 保育所ならエンゼル教室など、子どもに対する親の在り方とか相談活動がある。小学校になったら学級懇談会や個人懇談会がある。そういった発達段階に合わせて親の在り方、子育ての在り方を学び合う場があってもいい。

●委員       

 「産み育てる環境」の「子育て環境・支援拠点の充実」の施策の内容と重なるのではないか。

●委員       

 「発達段階に合わせて」という表現を入れたらどうか。

●委員         

 「就学前教育・保育」と「学校教育」とあるが、家庭教育も大事。「地域子育て支援」と「家庭教育」にしてはどうか。「家庭教育」という見出しがないのが軽んじられているような気がする。

●分科会長   

 施策とするとその分野だけに該当する。家庭教育は、「子ども」の全体のベースに関わるようなところ。そういう意味ではそれぞれに入るには入っているが、もう少し、わかるようにして欲しいというご意見かと思う。

●事務局         

 年齢で分けて書いている所と所管部署である程度分けざるを得ないところがある。

●委員       

 色々なところが所管している。家庭教育も含めて、家庭と地域と学校が連携しないといけない。そういったことを「地域子育て支援」に記載すれば、地域全体で子育てをしていくことになるのでは。

●分科会長   

 5ページ「学校教育」について意見をお願いしたい。

●委員       

 学校教育法では、幼稚園から大学が関係するが、概況には大学と幼稚園が記載されていない。

●事務局         

 幼稚園は「就学前教育」に分類している。

●委員       

 分野の目標像の「学校が大好きで」が気になる。学校が好きでなくてもいいのではないか。「学校が大好きで」を取って「子どもは家庭や地域に学びながら「生きる力」を培って、未来に夢を描いている」ではどうか。

●委員       

 大好きというのは小学校の発想で、中学校には少ないように思う。「行きたくなる学校をつくる」「行きたい学校をつくる」など、子どもに行きたいと思われるような学校という目標にしてはどうか。

●分科会長   

 この点は、事務局に再度検討いただいて、次回の協議とする。

●委員       

 「学びの充実」と「施設の充実」はあるが、開かれた学校という視点はいらないのか。現に、地域から色々な支援をしてもらっている、子どもたちも地域で守られているという感覚を持って育つと、ふるさとに対する愛着が育つ。

●分科会長   

 「青少年の健全育成」に、「幼少期から青年期を通じ、各種団体や関係機関との連携のもとで、青少年の健全育成に努めます」とあるが、それは学校をオープンにする、あるいは地域に開かれているとも読めるが、もう少し積極的に学校側が地域に開くという趣旨か、それとも地域と学校が一体になってやっていくということか。

●委員       

 学校は地域の中にある。地域が学校を支えるということを書いてほしい。

●分科会長   

 19ページ「人権」について意見をお願いしたい。

●委員       

 施策の内容が「人権啓発イベントや平和フォーラムを開催する」しか書いていない。発達段階に合わせた人権教育が必要ではないか。

●委員         

 イベントだけではなく、教育は重要だと思う。

●委員       

 「男女共同参画社会の形成」は市民生活で目に見える形にするのは難しい。市役所では女性の活用は高いのか。

●事務局         

 女性職員の比率は年々高くなっている。また、管理監督職は35%を超えている。

●分科会長   

 「生涯学習・文化・スポーツ」について意見をお願いしたい。

●委員       

 競技スポーツの向上は入れないのか。スポーツ振興計画において、競技スポーツの振興と書かれている。

●事務局         

 「スポーツの振興」には、生涯スポーツも競技スポーツも障がいのある方のスポーツも全部含めている。

●委員       

 「スポーツの振興」に「各種スポーツ団体の競技力や指導力の向上を図ります」とあるが、団体だけでなく個人の力量を高めることも支援しているので、「アスリートの育成」と入れてほしい。

●分科会長   

 「循環型社会」と「環境共生」について意見をお願いしたい。

●委員         

 次世代につないでいく事業、子どもへの環境学習について記載してはどうか。

●委員       

 環境学習は小学校によって取り組みの偏りがある。各小学校区、地域コミュニティで取り組めるとよい。

●委員       

 西山のことはたくさん書いてあるが、例えば小畑川クリーン作戦とか各校区での取り組み、近所の門掃き運動とか、緑化活動とか、みどりのサポーターなどは記載しないのか。

●分科会長   

 緑のサポーターなどは「都市景観」に記載されている。

●委員         

 グリーンカーテンも取り組んでいる。

●事務局         

 32ページに、「自然や生き物などに親しむことを通じた環境教育を実施します」と記載しているがどうか。

●分科会長   

 次回までにもう一回読んできていただいて、議論したい。

第3分科会

出席委員

石垣分科会長、山下敏夫委員、小泉委員、西小路委員、藤澤委員、山本和紀委員

欠席委員

川勝委員、西田委員

議事

●分科会長      

 今回は「産み育てる環境」「保健・医療」「高齢福祉・障がい福祉」「社会保障」の4つについて皆様のご意見をお聞きしたい。

──(一同了承)──

●委員             

 「産み育てる環境」の対象はどの程度までか。

●事務局                 

 「産み育てる環境」は、全体に関わってくる根本的な問題、横断的なものとしている。12「就学前教育・保育」と13「学校教育」は学齢期、14は小学校に入ってから成人式まで。ここの部分は、「こども」のなかでコアな部分で、年代に関わらず支えていくことを示している。

●委員          

 枠組みとしてはこのような感じではないか。

●委員      

 「産み育てる環境」と「安心して子どもを産み育てられる」の違いはどこにあるのか。

●事務局                 

 「育てる」と「育てられる」は語感である。

●委員      

 「こども」の説明で合計特殊出生率に触れている。全国的な少子化の進行は、一旦家庭に入ると社会へ帰れない、また社会へ入ると子どもをつくる環境にないという状況がある。会社組織を中心とする経済活動のなかで女性の登用の仕方が問題になっている。この問題は、国策頼みで、市町村での子育て政策を議論できない。背景には日本社会の根本的な構造に課題があることを踏まえて、市町村でやるべきことや市の具体的な取り組みを記載した方が良い。

●事務局                 

 少子化対策を長岡京市としてどこまで負うか、事務局も悩んでいる。

●委員       

 子育ては経済的な負担が大きいがそれだけではない。経済的負担だけでなく、家族の負担を軽減するような、社会なり地域による支えも必要。経済的負担の軽減とするのか、主要事業に記載するのか議論したい。3つ目を1つ目に含めてはどうか。

●事務局                 

 経済的な負担の軽減は、子育て家庭へのアンケートにおいて一番求められていた支援であり、ここに記載している。

●委員      

 地域で産み育てる視点が非常に重要かと思う。

●事務局                 

 地域の視点は、「地域子育て支援」に記載している。線引きするために、「産み育てる環境」は地域の視点を抜いている。こちらにも地域の視点を記載すべきであれば、検討する。

●分科会長      

 地域の子育て環境が整っているから、長岡京市に来て子どもを産んで育てるということがある。環境にも地域での子育て支援は含まれるように思う。

●委員          

 息子が二人おり、他市で子育てをしている1人は環境が非常に良いと言っている。長岡京市ももう少し頑張ってほしい。

●委員             

 家庭の経済的なことは前提としても要因は何か。働いていると、子どもが病気になった時に対応ができるかが大きいと聞く。

●分科会長      

 事務局で事例研究をしていただきたい。
 続いて「保健・医療」について意見をお願いしたい。

●委員             

 日頃からの健康管理が高齢になって大事。地域ぐるみで見守ることが大事、サロンなどお年寄りが気軽に寄れる場を提供することも大事だと思う。

●事務局                 

 高齢の方の居場所づくりについては、「高齢福祉・障がい福祉」の「豊かな高齢期のための環境の充実」に記載している。「保健・医療」では、生まれたときから高齢までの健康づくりについて記載している。

●分科会長      

 「保健・医療」と「高齢福祉・障がい福祉」はどういう切り分けか。

●事務局                 

 65歳もしくは障がいのある状態の方は「高齢福祉・障がい福祉」になる。看病される家族の方もこちら。それ以外の方に関しては「保健・医療」になる。

●委員             

 健康づくりは、体を動かしたり、スポーツをしたり、病気にならないためのもの。人間ドックも健康づくりに入ってくるように思う。

●委員             

 「健康づくりの促進」で、5年後の目標が「意識が浸透し、疾病の早期発見や治療につながって、市民の健康寿命が延伸している」ということだが、意識が浸透して、まず自分で健康づくりをして、この次に何かが足らないような気がする。また、健康づくりが個人にウエイトを置かれているが、行政としての取り組みをもう少し記載すべきではないか。

●分科会長      

 「健康まちづくり」という、健康をつくるための設備、あるいは環境を整えることに行政が取り組む視点を入れることが重要ではないか。

●委員          

 「高齢福祉・障がい福祉」の「介護等への支援の充実」について、長岡京市の取り組みはすでにかなり充実している。5年後の目標は自信をもっていえることではないか。

●事務局                 

 目標を「住み慣れた地域で最期まで安心して生活できている」としているが、終末期、ターミナルケア的な視点として「最期まで」という文言を記載している。どのように感じられたかご意見をお聞きしたい。

●委員      

 2025年で75歳以上人口が2,000万人になるという数字が出ている。家族と住み慣れた地域で自分の最期を、病院よりも家庭で、という人が自然に増えるのではないかと思う。

●委員      

 健康は個人の責任はもちろんあるが地域でやっていけるようにしたらよいと思う。

●委員             

 地域がベースで、それがいちばん大事だと思う。介護保険制度ができて介護が社会化されたが、行き詰まったので、また在宅でという流れになっている。「住み慣れた地域で最期まで」と踏み込んで書くかは市の覚悟だと思う。

●分科会長      

 「保健・医療」、「高齢福祉・障がい福祉」、この枠組みについてはこういう形でよいか。

──(一同了承)──

●分科会長      

 「地域福祉」について意見をお願いしたい。

●委員             

 「地域福祉の向上」と「生活の安定の確保」は一緒でいいのか。「生活の安定の確保」というのはどういう意味か。

●事務局                 

 「生活の安定の確保」は就労支援、市営住宅、生活窮困者等低所得者支援などである。「生活の安定の確保」をどこに入れようかといったときに、親和性が高かったのが「地域福祉」である。

●分科会長      

 「高齢福祉・障がい福祉」と「地域福祉」は関連があり「生活の安定」というのは次の「社会保障」に関連があるのかと思う。この枠組みを変えることはできるのか。

●事務局                 

 「社会保障」には介護保険、国民健康保険、国民年金、生活保護といった法定の制度をまとめ、「生活の安定の確保」は市の施策をまとめている。

●委員      

 「セーフティ・ネット」と「生活の安定の確保」は市民の認識は同じだと思う。「生活の安定の確保」を「社会保障」のほうに入れてもいいのでは。そして「地域福祉」を「高齢者福祉・障がい福祉」にまとめてはどうか。
 「地域福祉」は「地域での支えあい」というのが入っている。「住民自治活動の促進」の「地域住民の間に日常的な対話が増えてつながりが生まれ」というところと密接にリンクするので整理がいるのでは。

●分科会長   

 ご意見のように、整理したほうがわかりやすい。
 「社会保障」について意見をお願いしたい。事務局の説明では、「セーフティ・ネット」は国の政策に関連することで、市としては何ができるのかというのはここでは明確にはされていない。

●事務局         

 27年4月から生活困窮時支援を、ある程度市の裁量でできるようになった。内容は生活の安定とも密接に関わる。社会保障としてまとめることも可能だとは思う。

●委員       

 「セーフティ・ネットの堅持」で「必要な人に対して生活保護が確実に適用されている」の「確実に適用」というのはどういう意味か。

●事務局         

 生活保護を受けたくない方、制度自体を知らない方がいる。本当に必要な人を保護していくのが行政の役目だと考えている。それを「確実に適用」と表現した。

●分科会長   

 今日の議論では、全体を通して枠組みはいいが、「地域福祉」「高齢福祉・障がい福祉」「生活の安定」は、組み替えを検討してもいいのではということ、「産み育てる環境」について、他の市町村を調べていただき、反映できればいいということの2点と整理する。

──(一同了承)──

●分科会長    次回は残った2つと、全体を通して議論いただく。

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