若手職員に市役所のリアル 聞いてみた
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先輩職員に聞きました(2019年2月13日インタビュー)
「公務員ってどんな仕事?」「長岡京市役所は働きやすい?」
若手職員の4人に、仕事終わりに集まってもらって、普段なかなか話しにくい「実際のところ」をぶっちゃけてもらいました。
さてさて、どんな話が飛び出すやら…?
場所は長岡京記念文化会館2階にあるおしゃれなカフェ&レストラン「poco a poco」さんにお邪魔しました。
話してくれたのは…
Aさん
入庁6年目。子育て支援課所属。ベース演奏がとっても上手!
Bさん
入庁9年目。子育て支援課。1児のパパ。休日は子供の「鉄道好き」に付き合ってあげてます
Cさん
入庁6年目。高齢介護課。社会人からの転職。休日はカフェ巡り。オーガニックなメニュー大好き!
Dさん
入庁7年目。農林振興課。休日は、ロックバンドのライブに行ってストレス発散!
Eさん(インタビュアー)
入庁8年目。広報発信課。民間からの転職。趣味はドラムと自転車。最近ピアノを練習し始めました
長岡京市は受験しやすい?
Aさん
他と比べて採用人数が多いところがいいなあと思った。競争率が下がりそうだったし。あと、住んでいた所から通えたから。
今住んでる環境が変わらなくていいなって。
他にも、日程が重ならない自治体や民間企業も受けたけど、ここが第一希望だったよ。
Cさん
私は転職なんだけど、筆記試験がSPI(総合能力試験)だから民間企業と並行して公務員を考えている時に、長岡京市は受けやすかったな。
Dさん
確かに。行政法とか、公務員試験対策が必要な試験じゃないところは助かったよね。
私も、まず法律の試験が必要なところは選択肢から外したな。学生のとき、公務員試験対策の講座を受講したけど、結局、長岡京市の試験ではいらなかった。
受験者に対して門戸が広いっていうのは長岡京市の採用試験の特色だね。
どうして市職員を目指したの?
Dさん
就活の時、まずイメージしたのは「安定」。しっかりしているイメージがあった。
Cさん
土日もちゃんと休める、みたいなね。
Eさん
僕は以前に民間で働いていたことがあったけど、僕が居た業界ではサービス残業や休日出勤がとても多くて、このままの生活では結婚もままならない…と感じて、公務員への転職を考え出したよ。
市役所の「働きやすさ」はとても魅力的だった。転職して本当に良かったと思ってるよ。
Aさん
ワーク・ライフ・バランス、大事だよね。みんな残業してる?
Bさん
残業は、部署や時期によって、発生する時もあるかな。
Aさん
すごく忙しい部署もあったけどね。でも、今を乗り切れば何とかなる!って思ってがんばったな。
長岡京市役所は「ちょうど良くて」働きやすい!
新市庁舎のイメージ(案)
Bさん
初めて長岡京市役所に来た時には、「市役所ボロいけど大丈夫かな…」って思ったけど、もうじき新しい市庁舎に建て替わるし(第1期新庁舎は、2021年度中に完成予定)、これから入庁する人は安心だね(笑)
JRと阪急と、それぞれの駅から市役所が近いから、通勤も本当に楽だよね。
Cさん
働きやすいっていうのも同感だけど、住民目線で見ても、本当に「住みやすい」まちだなって感じるよ。大阪や京都の中心部にもあっという間だしね。お出かけしやすい。
Dさん
ほどよく田舎、ほどよく都会。ガヤガヤ、ゴミゴミしていない感じが良いよね。
Cさん
大都市じゃない所で働きたいって人が、長岡京市を受験している気がする。
人口規模が大き過ぎなくて、元気いっぱいなまちで。何十万人っていう人口の自治体の仕事って、何だか規模が大きすぎて、歯車の一部になっちゃいそうじゃない?
政令市とかだと、異動で勤める区役所とか支所が変わると、通勤時間がすごくかかるようになっちゃった…って話も聞くし。
長岡京市はコンパクトなまちで、働くうえでも「自分にしかできない仕事をしてる」って感じするよ。
Dさん
私も、地域に根差した仕事ができそうだなって思って、長岡京市の試験を受けたよ。街の規模が大きすぎず、小さすぎず、ちょうどいい。職場内も、地域でも、知り合いの人がたくさんできてどんどん楽しくなるよ。
「市役所で働く」って、楽しい?
Dさん
市役所ってどんな仕事をするか、実はあまりイメージが沸かなかったんだよね。市役所に入って働き出してから初めて「こんなにいろんな種類の業務があるのか」って驚いたな。
Bさん
仕事が部署によって全然違うからね。
Cさん
異動すると、もう、転職レベルで使う知識が違う(笑)
Aさん
公務員って、世間ではどちらかというと暇そうなイメージかもしれないけど、全然そうじゃないよね。異動で仕事が変わる度に、いろんな知識をつけないといけないし、ずっと挑戦する姿勢が求められる。ある意味、飽きがこない仕事だよね。
Eさん
僕がやってる広報担当の場合で言うと、カメラマンやライター、イベント企画、マーケティング…いろんな職域の知識を必要とされるから…イメージしてた「市役所仕事」とずいぶん違うスキルで働いてるなぁ。
今では、市の情報を発信するラジオ番組の、構成作家やDJまでやるようになっちゃった。市役所の仕事の多様さには驚かされるよね。
そういう意味では、市役所ってとてもクリエイティブな現場だと思う!
自分のデザインしたマークや広報物がまち中にあふれていく感じは、「大きな仕事に取り組んでるんだな」って…やりがいのある仕事だよ。
Cさん
福祉でも、ニーズがあるから事業が始まる。
新しい制度の立ち上げに関わる機会があったけど…自分の提案した制度やアイデアが、まちで活用されていく感じは同じかも。
Bさん
仕事で嬉しかったことは、高齢介護課のとき、米寿(88歳)を迎えた人にお祝いの色紙を送るっていう仕事があって。
色紙を送った後、僕がいなかったときに「ありがとうね」っていうお礼の電話があって、他の人が後で伝言メモで伝えてくれたんだよ。
温かい気持ちのやりとりがとてもうれしくて、そのメモは今でも大切に持ってる。
市役所って窓口で厳しいことを言われることもあるけど、感謝される場面もあって嬉しいよ。
Cさん
もちろん辛い仕事もあるよね。虐待の対応とか。
でも、人の命に関わる仕事だし…一緒に関わる他団体のひとたちも、気持ちの熱い人がたくさんいるよ。
制度や法律だけでは支えられない人を、みんなが自分たちの範疇をちょっと超えて、意見を出し合ったり、支援をしたりして、前よりいい環境をつくり出せたときは、がんばって良かったなぁと思うよ。
Bさん
市役所は、市民だけじゃなくて関係機関との関わりが多いね。
仕事をしていくなかで、まちなかに知り合いが段々と増えていって、会ったときに挨拶してくれたり。
Cさん
そうだね。たとえ部署が変わっても、たくさんの人と一緒に働いたっていう関係性が自分に残っていくのを感じる。
Dさん
いろんな人と一緒に仕事をする場面が多いから、こちらが困ったときに相談にのってもらったり、逆に向こうが困っていたら何とかしてあげたいなって思ったり。関係性が作れているんだな、つながるって楽しいなって思うよね。
職場の人間カンケイって…どう?
Eさん
前職の営業をやってたときは、売り上げ次第で給料も増えはしたけど、そのかわり、同僚や先輩はみんなライバルで、人間関係がギスギスして疲れることも多かったな。
Aさん
働くってお金だけじゃないけど、自分にとっては、給料が安定してるのは安心するよ。
今の話みたいに、競争とかを変に意識しないで済む分、落ち着いて良い仕事ができてると思う。
Dさん
ピリピリしてないから、職員同士で、相談にのってもらったり助けてもらったりしやすい環境だと思う。
Bさん
そういう意味でも、いい職場だよね。
Dさん
普段の仕事も、一つの仕事を一人で完結させるんじゃなくてチームで動くことの方が多いかも。
だからこそ、休みの予定も立てやすいし、休暇をとりやすい風土になってるよね。
みんながそれぞれの仕事をフォローしたり、工夫して情報を共有しないと!って頑張ってる。
長岡京市は、若手でも、やりたいことがあれば「やりたい」って言いやすい職場だと思う。
若手でもちゃんと意見を聞いてもらえる風土。 これまでも、「どうしたら良くなるだろう?」って一緒に考えさせてくれる上司が多かったな。
こんな人、長岡京市に向いてるよ!
Aさん
公務員は、民間企業みたいに、自分自身の業績や受注額なんかが見えづらい分、自分の仕事や市役所全体の施策に、客観的な視点をもてるかが大切じゃないかなと思ってる。
市役所の中だけ、内輪だけで満足しないように。
影響力があるからこそ、気をつけなくちゃいけない。
その仕事が、本当に市民にとって良いものか、悪いものか…冷静に判断できるような人に、ぜひ市役所に来てほしいかな。
長く働いていると気付かないこととか、忘れて行ってしまう感覚もあるから…芯をしっかり持ってる人とか向いてるかも。
Cさん
一度勤めると、30年・40年と勤務を続けると思うけど…やっぱりずっと勉強の連続だし…スタミナがいるよね!
市職員を目指す人には、「パワフルな若い力を待っています!」と伝えたい。
Dさん
市役所の仕事といっても、本当にいろんな種類がある。部署によって、いろんなことが経験できて、お得だよ!
働きながら、自分でも知らなかった強みに出会えるんじゃないかな。やったことなくてもチャレンジしてみたら、自分にこんな力があったんだって。
チャレンジ精神のある人、何でもやってみますって、いろんなことに興味を持てる人が向いていると思うな。
Bさん
仕事って、嫌でもしないといけないこともあるからね。割り切ることも必要だろうけど…どうせやるなら、なんだって楽しめる人がやっぱり強いよね。
Aさん
これから受ける人に伝えたいのは、「市役所の仕事は窓口だけじゃない。」ってことかな。窓口で良いサービスを提供するために、裏では多くの人が関わって、知恵を出し合ってる。
Bさん
あなたと一緒に働けることを、楽しみにしてるよ!
(終わり)