第1回 総合計画審議会 会議録
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第1回 総合計画審議会 会議録

日時
令和元年10月28日(月曜日)午前10時から11時45分

会場
長岡京市役所 大会議室A

出席委員
石垣委員、小幡委員、川勝委員、岡委員、山本(弥)委員、河原委員、山本(一)委員、今堀委員、西小路委員、小山委員、山田委員、林(利)委員、小田委員、稲葉委員、石田委員、林(勝)委員、吉田委員、鵜野委員、土家委員、佐々谷委員 ※吉田委員の「吉」の上部は「士」ではなく「土」

欠席委員
芝田委員、山本(哲)委員

事務局
仁科総合政策部長、硲総合計画推進課長、嶋本総合計画推進課主幹、藤井総括主査、今北主事

出席者(総合計画企画会議委員)
城田委員、大西委員、神田委員、井上委員、山本委員、尾崎委員、川村委員、志水委員、八木委員、舟岡委員

傍聴者
なし

議事
開会
市長あいさつ
委嘱状の交付
市長から、各委員へ委嘱状を交付。
委員の紹介
各委員からのあいさつ。
会長・副会長の選出
長岡京市総合計画条例施行規則第8条の規定に基づいて以下の通り会長・副会長が選出された。
会長 : 石垣委員
副会長 : 小幡委員
会長・副会長のあいさつ
諮問
長岡京市総合計画条例第11条の規定に基づき、市長が石垣会長に対し、諮問書を交付。
議事
長岡京市総合計画条例施行規則第9条第2項の規定に基づき、委嘱を行った22名の委員の内、20名の出席を確認し、会議の成立が認められた。
第4次総合計画の概要説明
事務局より、「第4次総合計画第1期基本計画」(冊子)を元に、総合計画の位置づけと役割について説明。
【質疑応答】
なし。
第2期基本計画の策定について
事務局より、第2期基本計画の策定の考え方、策定スケジュールを説明。
【質疑応答】
(委員)
長岡京市の人口は今後減少していき、市内の中小業者は店舗の維持が困難になる。抜本的な人口増の方策が必要と考える。
(事務局)
第4次総合計画を策定した際に、将来の人口像をどう考えていくかを議論し、8万人に市民がゆとりを持って暮らせるまちを目指すことを15年間の方針として定めた。具体的な施策については、基本計画のなかで具現化をしていきたい。
(会長)
事務局の説明にあったように、第2期基本計画の策定方針について、第1期基本計画を踏襲するということでよろしいか。
<異議なし>
市民アンケート結果(速報版)
事務局より、「長岡京市まちづくりのための市民アンケート調査報告書【速報版】」に基づき説明。
【質疑応答】
(委員)
前回のアンケートでも同じ結果だったと記憶しているが、「長岡京市で自慢・誇りに思うこと」では、「交通の利便性」が最も高い割合が出ているが、市の政策の満足度では「道路・交通」が最も低い。なぜこのような矛盾が生じるのか、もう一度確認したい。
(事務局)
鉄道駅が3つあることなどが「交通の利便性」の満足度につながっており、「道路・交通」については、市内の道路の状況で不満があるのではないかと考えている。
(委員)
おそらくそうだと思っていた。今後のために、公共交通の利便性と道路の利便性は区別して調査することが必要ではないか。市民の皆さんは実感として分かるかもしれないが、初めてこの結果を見る人は分かりづらいと思う。
(委員)
公共交通について、京都・大阪に行く場合は便利だが、近鉄沿線やJR奈良線に行くには不便。淀までバスが出ているが、これが丹波橋まで行くと便利になる。
(事務局)
地域公共交通会議で、交通事業者も交えて公共交通について議論している。バス事業者も需要がなければ投資をしない現状がある。
(委員)
阪急西山天王山駅ができた際に、桂川を渡るバス路線がなかったため、淀と長岡京市を結ぶバス路線を市から働きかけた。開通当時のバス事業者の経営や需要予測では路線の延長はできないとのことであった。
(委員)
市民アンケートの有効回答率36.1%は、一般的なアンケートの回答率としてどうなのか。経年分析はないのか。
(事務局)
調査結果の精度については、この回答率で問題ないと考えている。今回は速報版であり、分析等については今後報告書の詳細版でお示しする。
(会長)
郵送アンケートとしては、回答率は高い。
評価指標の推移
事務局より、評価指標の推移について説明。
【質疑応答】
(委員)
指標の(41)雨水整備率の傾向に、いろは呑龍トンネルについて記載されているが、この整備が防災に寄与しているということをもっと市民に広報してはどうか。災害に関連して、小畑川の水位が上昇するのは桂川との関連があるという背景なども、市民に周知していただくとありがたい。
(事務局)
啓発・周知について、ご意見を踏まえ、計画策定に役立てたい。
(委員)
本市でもハザードマップを作成していると思うが、近年の自然災害の被害が甚大なため、現状でよいのか見直しをして、対策をとっていただきたい。
(事務局)
第1期基本計画において、「防災・安全」という分野を位置付けている。ご意見を踏まえて、第2期基本計画を考えていきたい。
第1期基本計画の総括について
事務局より、第1期基本計画の総括について説明。
【質疑応答】
(委員)
「魅力発信」についての政策(分野)評価は3.0になっているが、市民アンケートの結果は重要度が最も低い。
(事務局)
本市の魅力を発信していくことにより、人口を呼び込んでいく非常に大事な施策と考えているが、市民は身近なくらしに関心が高いのではないかと推察している。第2期基本計画において、引き続き取り組むことが必要なのかも含めてご意見をいただければと考えている。
(委員)
長岡京市は緑が多いと言われるが、西山地区に比べてまちなかは緑が少ない。今年中国に行ったが、道が広く、木が植えてあり暑いときでも涼しかった。植樹を心掛けてほしい。また、中山修一記念館と埋蔵文化財調査センターは、お客さんが少ない。中山修一記念館と埋蔵文化財調査センターを一体化して、歴史資料館を作ってはどうか。
(事務局)
緑については、みどりの基本計画の策定や、緑化の推進・啓発事業を推進している。また公共施設の再編についても検討を行っているところ。
(委員)
「対話のわ」の参加者は何人か。少なければ市民への周知方法に工夫が必要。
(事務局)
10月に各中学校区で開催した際には、10人前後、多いところで20人ほど。中央会場となる図書館で開催した際には50人ほどが参加された。
(委員)
FMおとくにでも「対話のわ」があり、非常に反響があった。ツイッターで質問を受け付けて、生放送で市長が答える。地道かもしれないが、ラジオというメディアをもっと活用していただきたい。毎週金曜日に市政情報のコーナーもある。
(委員)
市民との協働について、協働のしくみがうまく機能しているのか。高齢者が増えてきている中で、地域と密着した協働の活動についても考えていただきたい。
(事務局)
ご意見として承る。
(委員)
総合計画は市民の合意を得て策定されたものであるため、今回第2期基本計画の策定にあたり、第1期の内容を尊重するのが大前提であるという説明があった。その意味では、第1期基本計画から大きく変えるというのは考えにくい。アンケート結果をみても分かるように、他自治体と比較しても長岡京市は市民の満足度が総じて高い。これは他の自治体の状況を知っている者からするとすごいこと。市民の皆さんからは、長岡京市の行政について褒める意見もあってよいのではないか。皆さんにとって当たり前になっていることでも、実はそうではないこともある。
最後に、総合計画は対象となる範囲が非常に幅広く、審議会では時間が限られている。全体への目配りや網羅性に力が入りがちになるが、大きく変える必要が無いことを考えると、全体の位置づけを意識した内容に絞って議論していくことが見直しのプロセスでは大事ではないか。先ほどあったように行政側と市民側の評価の乖離があったものなどにフォーカスして議論をしていくと、良い見直しにつながると考えている。
その他
◇ 審議会の公開について(傍聴及び議事録の公開)
(事務局)
本市の審議会等の設置及び運営等に関する基準において、審議会は公開を原則としているため、非公開とする事項が生じた場合を除いて、次回以降、市の広報紙とホームページで傍聴者を募集してよろしいか。また審議結果についても原則公開となっているため、発言者の名前を伏せた形で、議事録のホームページでの公開をしてよろしいか。
<異議なし>
◇ 次回日程
(事務局)
次回日程は、12月24日(火曜日)午前10時から正午までを予定している。本日いただいた意見を踏まえ、庁内の検討組織である総合計画企画会議で調整したたたき台をもとに、具体的な施策の議論を行っていただく予定。
(委員)
他市でもこのような審議会を行っているのか。
(事務局)
各自治体の判断によるが、長岡京市では条例に基づいて開催している。
(委員)
分科会の開催はあるのか。
(事務局)
前回は15年間の基本構想を定めたため分科会を設置したが、今回は第1期に続く第2期基本計画の策定のため、分科会は開催しない。
10.閉会