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第5回 総合計画審議会 会議録

  • ID:10168

第5回長岡京市総合計画審議会議事録

日時

令和2年6月30日(火曜日) 午前10時から11時30分

会場

長岡京市役所 大会議室A

出席委員

石垣会長、小幡副会長、川勝委員、岡委員、山本(弥)委員、河原委員、山本(一)委員、今堀委員、西小路委員、山田委員、林(利)委員、塩塚委員、石田委員、林(勝)委員、吉田委員、鵜野委員、芝田委員、中地委員、土家委員、佐々谷委員

欠席委員

小山委員、小田委員

事務局

滝川総合政策部長、硲総合計画推進課長、嶋本総合計画推進課主幹、藤井総括主査、谷口主事

傍聴者

なし

議事

1.開会

(市長)

本日は足元の悪い中での参集に感謝する。昨年10月から熱心に議論いただき、本日一定の結論が出ると伺っている。あらためて感謝申し上げる。第4回審議会は新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)の影響で中止となった。3月以降、学校の休校や公共施設の閉館、外出自粛要請など、市民の皆様には苦労と不安をおかけしてきたと感じており、この間の市民の協力に感謝申し上げる。3月5日に1例目の感染者が発生し、現時点で計10件の感染事案が発生している。そこからクラスターの発生には至っていないが、未だ予断を許さない状況にある。最近では京都府全体でも数日間で4件程度の感染者が発生しており、引き続き警戒する必要がある。いつ新規感染者が発生してもおかしくないという認識をもちながら、社会活動を元に戻していく必要がある。長岡京市としては、3つの基本方針として、(1)第二波、第三波への備えをきっちりすること。雨、台風シーズンでは避難所等の対策強化として安心安全の備えをすること。(2)コロナの感染者は存在するという前提で考え、そこから感染を広げないこと、感染しないようにマスクなど新しい生活様式をそれぞれに合った形で取り入れて定着させていくこと。(3)事業活動が停滞している中、やっと動き出した経済や事業をしっかり市として下支えすること。こうした方針に基づき補正予算を含め取り組んでいる。市民や事業者それぞれの協力を賜りたい。これまで本会議では第4次総合計画2期基本計画について議論いただいてきたが、アフターコロナの時代、大きく暮らしの在り方が変わるといわれている。そこをどのように盛り込んでいくかが大きな論点になる。一方、暮らし方や働き方が変わっても、目指す社会のあるべき姿は大きく変わらない部分が多いのではないかと考える。子育てや安心安全などの大きな基軸は変わらないだろう。短期的な施策の進捗等は影響を考える必要があるが、総合計画で目指すまちの姿をどのようにつくっていくのか、本会議では忌憚のない活発な意見で議論をいただきたい。

2.議事

長岡京市総合計画条例施行規則第9条第2項の規定に基づき、委嘱を行った22名の20名の出席を確認し、会議の成立が認められた。

《新委員あいさつ》

(委員)

4月から山城振興局乙訓担当副局長に就任した。長岡京市の地域課題や施策を考えていきたい。withコロナ社会でどのように将来を見据えていくか、京都府でも総合計画にその視点を入れる議論を始めるところ。長岡京市でもどのようにwithコロナの時代を迎えるのか考え、施策に反映していきたい。

(委員)

長岡京市PTA連合会の代表として参加する。

《パブリックコメントの結果及び市の考え方(案)》

事務局より、資料に基づき説明

【意見・質疑応答】

(委員)

5番について、回答記述が誤解を招く印象。交通ネットワークにはインターチェンジも含まれるので、ジャンクションの文言が入ってもおかしくないと思う。ただ、長岡京市としてあくまでもJR長岡京駅を拠点としたネットワークと考えているという趣旨であれば、市の考え方のところで、「本施策は市内における鉄道ネットワークの充実…」とするほうがわかりやすいのではないか。交通ネットワークの充実に対してジャンクションを外す、ということであれば違うのではないかと思った。

(事務局)

市内の交通ネットワーク充実は徒歩電車などの公共交通による移動を想定している。車で市外から来る拠点の文言を入れるのは適切ではないと思っている。2点目、鉄道駅(阪急西山天王山駅)については、高速バス停と直結している機能がある。これについて、市外から来る方の接点、また市外から来た方が公共交通により市内を移動するという繋がりがある。これを含めて高速バスの駅直結機能も鉄道駅に含まれていると書いている。

(委員)

今の口頭説明を受けるとよく理解できるが、この文章ではわかりづらい。

(事務局)

表現の仕方がわかりにくかったので、修正する。修正内容については会長と最終調整するので良いか。【→異議なし】

(委員)

5番については私から出したコメント。拠点にジャンクションを加えたのは人口出入りのポイントになるとの考えから。そこを拠点として人が集まる仕組みづくりや人の動きを展開してほしいという考えから提出した意見。ジャンクションを明記したほうが拠点がはっきりすると考える。

(委員)

全般的な問題として、貴重な意見が意見者から出ているが、結果として「意見を承る」や「原案通り」となっている。もう少し意見者の意見を取り入れた回答にしてみてはどうか。あと、意見者へのフィードバックはどのようにされるのか。

(事務局)

フィードバックは、基本計画が議決を経て計画として策定された後にホームページ上で市の考え方として公開するもの。個人へ個別返答は行わない。議会の議決を経るまでその意見がどうなるかわからないので、市の方針に則り、計画自体が定まった段階でパブリックコメントへの回答は公表する。意見者の意見反映については、なるべく意見は反映させたいと考えてはいるが、一方で審議会での意見と齟齬が出てはいけないので、一件ずつ客観的に判断していく。直すべきものについては直す必要があるので、例えば14番の「条例、計画等を記載したほうがいいのではないか」という意見については、意見のとおりであるため反映したい。委員からは、高速道路のジャンクションをやはり入れたほうがいいのではないかという意見かと思う。審議会でも審議いただきたいが、公共交通のネットワーク化について、市内の移動手段の充実をどのように図るかということになる。市外から車で来る方が利用するジャンクションを拠点として位置づけることはこの施策の趣旨と齟齬が出るのではないかと考えている。

(委員)

最近は新聞等でも阪急西山天王山駅付近への済生会病院移転の話を目にする。長岡京市民が利用しやすい施設が誘導されているという観点から、長岡京市にとっても非常に良い拠点となっていると感じている。よってジャンクションの文言を入れたほうがいいのではないかと考え、再提案する。

(委員)

阪急西山天王山駅の整備の段階で、阪急長岡天神駅やJR長岡京駅がある中で「新たな交通拠点」として整備する方針があり、インターチェンジを設置することは整備の段階から進めていた。鉄道と高速道路の結節点で、公共交通をより生かす手法検討の中で、鉄道と高速道路の交差を生かすために高速バス停を設置し、公共交通を使っていかにスムーズに市内につないでいくかということが議論になった。公共交通ネットワークの考え方として、鉄道駅、路線バス、高速バスのバス停の整備をしながら駅周辺に賑わい施設をもってこれるよう整備の方向性を検討しているところ。公共交通ネットワークの拠点という視点からは、ジャンクションの記述は趣旨と少しずれる為記述の必要はないと考える。

(委員)

ジャンクションの表記が誤りだとして、インターチェンジの表記であればどうか。「公共交通など」の「など」の部分に高速道路ジャンクションが含まれているということが公然であるならば記述の必要はないと思うが。

(委員)

より公共交通を使っていただけるような施策を考えたい。例えばコミュニティバスの見直し検討などを含めてこの表記になっているということを理解いただきたい。

(委員)

3番の「特色ある学校づくりに努めます」部分への意見に対して、特色の一つとして地域の歴史的文化的価値が生きることも含まれているという回答となっているが、「特色ある」というあいまいな表現であるからこのような意見が出ているのかと思う。「特色ある」という表現を具体的に変えたほうがいいかと思う。

(事務局)

「特色ある学校づくり」という言葉は学校教育現場で固有名詞化されているもので、文化、歴史、部活動など教育の場以外にも学校が答えていく、という意味。わかりにくいという意見は承るが、具体的な表現で示すべきということか。

(委員)

学校教育現場でその言葉は知られているのかと思うが、今回議論する場はこの審議会であり、学校関係者は少なくほとんどの委員が知らない。議論する場への資料として、補足説明を書いたほうがいいのではないかという意見。

(事務局)

基本計画の中では「特色ある学校づくり」という言葉を使ってよいが、パブリックコメントに対する市の考え方として表に出すのであれば補足があったほうがよいということか。であれば、意見の書き方についてはもう少しかみ砕いた表現に修正し、会長と最終調整するのでよいか。

(会長)

具体的に書くと、「それが特色である」と思われてしまう危惧があり、内容を限定することは総合計画の記述にはそぐわない。あまり具体的に書くと、それをしなければならないということになりかねない。

(委員)

定義されている内容があるのであれば、その定義を書き加えてはどうかということ。

(事務局)

基本計画の中では「特色ある学校づくり」という言葉を使うが、パブリックコメントへの市の考え方の表現にはよりかみ砕いた表現をする。

(委員)

具体策の記載を危惧されているが、方向性を示すだけで具体策がないのであれば、5年後に具体的に何も進んでないという印象を与えかねない。個人的には具体策を書いてほしい。

(事務局)

審議会で議論いただいている内容は、基本計画という方向性を示すもの。議会議決後には、実施計画という形で具体的な手法や計画を策定する予定。具体的な内容はそちらで示すことはできる。

(委員)

第4回審議会での骨子案への意見。(8) 39頁-施策「営農支援」-内容-1行目について、【対応】原案どおりと回答されているが、38頁の営農支援施策内容を見ると「高品質農産物の生産」となっており原案どおりではないのではないかと考えるがどうか。

(事務局)

送付した資料での表記「活用」について、そもそも「生産」であるところの記述ミス。

(委員)

営農支援施策内容で、地域特有の生産物PRや後継者対策を議論していく必要があるので、具体的に後継者対策を書いたほうがいいのではないかと、文言の修正を提案したもの。

(事務局)

第4回審議会中止連絡時に送付した意見反映内容について、再考すべきではないかという意見。地域の特産と書いてしまうと、農産物の種類がかなり限定されてしまうため、もう少し広い捉え方をしたいと考えているので、地域特産は反映しないとしてお伝えしている。また、後継者対策については、基本計画の中で大きな方向性として農地保全を挙げている。その中で、後継者対策を含む様々な問題に対して、その問題を構造化し、それぞれの最適な手法を検討する部分は実施計画で検討するものと考えている。

(委員)

次期計画に盛り込んでほしい検討課題。済生会病院が西山天王山駅付近に移転すると、北部の病院が手薄になる印象があり、対策を検討いただきたい。また、本市の鉄道は大阪京都間の移動は便利だが、奈良方面などへのアクセスは不便。中書島などへ行くバスを増やすよう、府議会議員と協力して検討してほしい。

(副会長)

パブリックコメントの結果17件の意見、また骨子案など、基本構想をまとめるうえで重要なものが入っている。言葉としてわかりにくいというイメージもあるが、今後実施計画を作成すれば、具体的な内容となり、どれだけできたかの評価もされる。基本計画はこれで纏まっており、これでよいのかなという印象。意見を出すときりがないが、それは皆さんがそれだけ市を愛しているということ。済生会病院移転やコロナにかかる新しい生活様式など、入れるべきだが入らないということかと思う。

《新型コロナウイルス感染症による影響》

事務局より口頭説明

【意見・質疑応答】

(会長)

基本計画方向性の文章は変更しないということでよいか。

(事務局)

基本計画自体は変える必要はないと考えている。例えば学校教育のところでも、I C T整備によりゴールや指標は変わる可能性があるので、実施計画では当初の想定より変わると考えている。基本計画で目指す状態像は変わらないということ。

(会長)

コロナの問題は非常に大きな問題なので、基本計画方向性の「本格的な人口減少…押し寄せることとなります。」の部分に、可能であれば取り入れるべきかと思う。

(副会長)

方向性のところに「コロナ禍」という言葉を入れるのもよいと思う。地域医療の観点で、済生会病院ということも入ってくると思う。それぞれの個別のところでどう対応するか。コロナ禍という言葉を入れると、それに対する基本的な考え方は何かということになり、全ての分野ごとに検討していかなければならず、非常に難しいとこである。文言を入れるということは問題ないと思うが、個別の分野について検討されていないということなので、検討はしていないがこういう事実が起こっているということで、「次の基本計画や実施計画で対応する」等そういう言葉が入っていればよいと考える。

(事務局)

冊子の形になるときには、社会状況としてコロナ等の内容を入れる想定。基本計画の方向性自体に現状として言葉を入れたらどうかという意見なので、検討の必要があるかと考える。

(委員)

審議会についても当初の予定がコロナの影響で先延ばしされたということをふまえると、コロナに何も触れないのはまずいのではないか。大きな方向や文言を変える必要はないが、全くそういうことがない状況で審議会が開かれているのではなく、寧ろ影響を受けて審議会を開催していることをふまえると、なんらかの言及は必要である。基本計画の方向性視点2の「未来技術の活用」部分、未来技術の部分は最も関係するところかと思う。ここで想定されている議論はほとんどが生産性の向上についての議論。コロナ禍で我々が学習したことは山ほどあるが、対面にこだわらないサービスを考えていくうえで、デジタル化が最も遅れている教育、医療、行政の分野でコロナの教訓を受けて、対面にこだわらないサービスや対面以外選択肢の可能性を考えていかないといけないということだと思う。コロナ以外の新たな感染症が次々と生じる可能性もあり、コロナに関しては長期化するともいわれている中、感染症とともに生活していくということ。技術を生産性の向上だけでなく、生活や経済活動において対面にこだわらないサービスの可能性を検討していくということがどこかに入っていたほうがいいかと思う。

(委員)

コロナは横断的な視点の中で視点2で具体的に記載するべき。会議や教育などでデジタルの利用は必須となると思うので、視点2で触れられたほうがいいと思う。

(委員)

コロナ禍については、非常に影響が大きく、生活スタイルそのものを変えなければいけないということになっている。子供のオンライン学習の環境整備や行政のI C T化推進、市民生活を支える施策、事業を支えること、などがまだまだ必要になる。こういうことをどこかに書く必要がある。全体の構成をふまえ、事務局調整の上、分かりやすい形でどこかに入っていればよいと思う。

(委員)

コロナに関する記載への異論はないが、書き方が難しいと思う。基本計画の方向性部分に書いてしまうと、コロナに対する具体的な考え方がどうなのか、後ろの基本計画に影響してくるので文章の書き方が難しい。コロナについて触れるのであればよく吟味されて文章をいれる必要がある。また、それに対してどういう基本計画かということが必ず問われる。また、基本計画がどういう位置づけか一般市民にとってはわかりづらいと思う。パブリックコメントへの回答でも「それについては実施計画で」、という回答があるが、市民は基本計画の中でも具体的な話が示されるという印象を持ってしまうもの。基本計画の位置づけに関して注釈があればよい。それがないと、意見者も混乱する可能性がある。

(委員)

「コロナ」という文言は書く必要はないと思う。「新しい生活様式」という言葉に授業のオンライン化や働き方の変化として仕事のテレワーク、web会議などが含まれているので、新しい生活様式の観点で文面の大枠の部分を、社会情勢の変化の一つとして文言を付け加えるやり方が良いのではないかと思う。それであれば上述の意見がすべて含まれる表現ができるのではないかと考える。

(会長)

視点2「新しい時代の流れを力にする」ということの中身だと思う。今まで考えられなかった状況を、さらに力にする、ピンチをチャンスに変えるということだと思う。こういう時代の流れ、生活様式が変わるということをチャンスに何か新しい力にするといいかと思う。

(委員)

高槻駅や桂川駅近辺の賑わいに比べ、今のままでは長岡京市は衰退し小売業も減り大型店も移転してしまう危惧がある。人口に対する対策を次期計画に向けて考えてほしい。10万人、8万人以上を目指してほしい。

(事務局)

第4次総合計画作成の段階で、8万人の人口を維持しようという計画に基づいた内容となっているので意見に対しての答えにはなっているかと思う。

(会長)

いただいた意見を反映させる形で、第二期基本計画をまとめるということでよいか。【→異議なし】

(事務局)

コロナの表現については、いただいた意見で事務局に一任いただき、会長と最終調整のうえ反映させる。

3.その他

《概況の修正について》

事務局より口頭説明

(事務局)

連絡事項。本日の内容を踏まえ、第2期基本計画案の最終として審議会からの答申とする。意見については、会長と最終調整、修正のうえ、7月中旬に審議会より石垣会長に出席いただき市長に答申する予定。審議会の皆様は、令和3年10月までの委嘱期間となっているが、本日が最後の会議。9月議会において、第2期基本計画案を上程し可決を目指す。第2期基本計画策定後は庁内の検討をふまえ、指標等を示す実施計画を作成する。基本計画と実施計画それぞれの位置づけがわかりにくいという意見もあったが、位置づけの説明のような情報を入れた中身で冊子を作製する。令和3年3月頃、製本ができたら委員の皆様にも送付する。

4.閉会

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長岡京市総合政策部総合計画推進課企画総務・行革担当

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