ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

世界における日本の男女共同参画 ~ジェンダー・ギャップ(男女平等)指数2024~

  • ID:13591

世界各国の男女平等の度合いは?

 令和6年6月、世界経済フォーラム(World Economic Forum:WEF)が「グローバル・ジェンダー・ギャップ報告書2024(The Global Gender Gap Report 2024)」を公表しました。

 この報告は、毎年、世界各国における「経済」、「政治」、「教育」、「健康」の4分野14項目のデータから、男女平等度合いを測る「ジェンダーギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)」を算出し、総合点で順位付けしたものです。

 得点が「1」に近いほど、男女格差が少なく平等ということを表し、0が完全不平等、1が完全平等を示しています。

 今回の報告によると、1位は15年連続となるアイスランドで、最も男女が平等に近い国となりました。

ジェンダー・ギャップ指数(2024)上位国
     順位(昨年順位)         得点        国名   
 1位(1位)0.935アイスランド      
 2位(3位)0.875フィンランド
 3位(2位)0.875ノルウェー
 4位(4位)0.835ニュージーランド
 5位(5位)0.816スウェーデン
 118位(125位)0.663日本

日本の総合順位は146カ国中118位

 2024年版の日本の総合順位は、得点0.663で、146カ国中118位(昨年は、得点0.647で、146カ国中125位)でした。順位が昨年度より7位上がったのは、去年9月の内閣改造で女性大臣が5人に増え、政治分野の「閣僚の女性割合」が改善したことに依ります。しかし、G7諸国(日本、フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、イタリア、カナダ)の中では、引き続き最下位となりました。

 4つの分野別では、それぞれの特徴がみられます。日本の分野ごとの順位及び得点を表にしました。世界順位1位のアイスランドの得点とともに掲載しています。(括弧内は昨年の値です。)

これらの結果から、日本では、「経済分野」及び「政治分野」における女性の参画が引き続き課題であると考えられます。

【経済分野】120位(昨年123位)

経済
 項目日本の順位 日本の得点アイスランドの得点
経済活動への参画機会120位(123位)0.568(0.561)0.815
    労働参加の男女平等  80位(  81位)0.768(0.759)0.903
    同種業務の給与における男女平等  83位(  75位)0.619(0.621)0.815
    所得の男女平等  98位(100位)0.583(0.577)0.742
    管理職における男女平等130位(133位)0.171(0.148)0.656
    専門職・技術職における男女平等1.000

【教育分野】72位(昨年47位)

教育
 項目日本の順位 日本の得点 アイスランドの得点 
学歴  72位(   47位)0.993(0.997)0.992
    識字率    1位(     1位)1.000(1.000)1.000
    初等教育     - (     1位)     - (1.000)1.000
    中等教育(中学校・高校)    1位(     1位)1.000(1.000)0.964
    高等教育(大学・大学院)107位( 105位)0.969(0.976)1.000

【健康分野】58位(昨年59位)

健康
 項目日本の順位 日本の得点 アイスランドの得点 
健康と生存率58位(59位)0.973(0.973)0.962
    出生児の男女割合  1位(  1位)0.944(0.944)0.942
    健康寿命68位(69位)1.039(1.039)1.008

【政治分野】113位(昨年138位)

政治
 項目日本の順位 日本の得点 アイスランドの得点 
政治への参画113位(138位)0.118(0.057)0.972
    国会議員の女性割合129位(131位)0.115(0.111)0.908
    閣僚の女性割合  65位(128位)0.333(0.091)1.000
    女性/男性の国家元首の在任期間  80位(  80位)0.000(0.000)1.000

男女共同参画に関する国際的な指数

 このほかにも、男女共同参画に関する国際的な指数として、「ジェンダー開発指数」や「ジェンダー不平等指数」があります。

 これらの指数の説明や順位など、詳しくは「内閣府男女共同参画局のホームページ(別ウインドウで開く)」をご覧ください。

だれもがいきいきと「自分らしく」暮らせるまちを目指して

 すべての人が、性別にかかわりなく個人として尊重され、ともに責任を担い、自らの意思によってその個性と能力を発揮することのできる「男女共同参画社会」の実現は、人権尊重と持続可能な社会の発展の意味からも、最重要課題です。

 長岡京市では、平成22年10月に「長岡京市男女共同参画推進条例」を制定し、性別による差別がなく、すべての人の人権が尊重される「男女共同参画」のまちを目指しています。

男女共同参画推進条例はこちらから