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中小路市長の雑感日記『花を愛でる~新年度の始まりにあたり』

  • ID:15771

4月3日 花を愛でる~新年度の始まりにあたり

 雨にも負けず、桜が満開を迎え始めるなか令和8年度が始まった。

 年々歳々花相似たり 歳々年々人同じからず。
 唐の時代の詩人の言葉にあるように、花の美しさは変わらないものの、その花を見ている自分自身は時の流れとともに変わりつつある。人生観や仕事への向き合い方もまた、齢を重ねるたびに変わっていく。
 
 新年度が始まるにあたり、毎年、自分自身の中で目標やテーマをいくつか決める。
 今年度はその一つとして、日々の暮らしや仕事の中で「余白・すきま」を意識的に生み出したいと思っている。
 少し前までは、「何もしない」ことが怖かった。
 少しでも時間が余ると、もっと何かできるんじゃないか、何かしなければならないんじゃないかという、強迫観念に苛まれ、結果、やるべき(だと思い込んでいる)ことを詰め込むことで、安心感を得る。そんな日々を過ごしていたように思う。
それはまるで、次の樵(きこり)の男のような姿だったのかもしれない。

あるところに、毎日一生懸命に木を切り続ける樵の男がいました。
 樵は決して休む間もなく木を切り続けますが、斧は刃が欠けてボロボロ。日を追うごとに切り出す木の本数は減っていきます。
 見かねた人が「斧を研いだらどうだ?」と声を掛けます。
 すると樵は答えます。「忙しくて、斧を研いでいる時間なんてないんだよ!」

 花をゆっくりと愛でる。
今年は、そんな「余白・すきま」を創り出す勇気を振り絞っていくと胸に誓う。

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