市民レポート 令和8年度第1回・第2回まち活MTG
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令和7年12月7日にスタートした第2期「まち活MTG(ミーティング)」。
まちをよくする「まち活」について考えてみようという市民ワークショップで、無作為抽出や公募で参加者を募りました。
令和8年度は第2期生の2年目となります。
市民ライターの小西令子さん(ふるふる長岡京(別ウインドウで開く))インスタアカウント(別ウインドウで開く)に、当日の様子をレポートしていただきました!
レポート
2026年4月26日(日曜日)第1回まち活MTG
今年度もジャックさんことNPO法人テダス理事長の高橋さんがファシリテーターを務めてくださいます。
今回から参加の方も増えたことから、まずは補助金の基礎知識と昨年度の学びをおさらいする回となりました。
長岡京市では「みんなの未来をつくるまち活補助金」という制度があります。
この補助金で長岡京市が応援する活動、というのは
- 課題(身の回りの気になることやより良くしたいこと)を見つけ
- 自分たちができることを整理し
- 不特定多数の人が参加できる形で、その課題の解決や実現のため
実行していく事業です。
補助金は市と団体との「協働」のひとつです。
市はその補助団体を対等なパートナーとして協働できる相手かどうかという視点で採択します。
条件については、募集要項で詳細を確認できます。この補助金の趣旨に合った事業が採択されるので、審査に通らなかったからといって、その活動を否定するものでは決してありません。みんなの未来をつくるまち活補助金の詳細はこちら(春募集は終了)

今回、募集要項から学びがあったのでご紹介します。
対象事業は「非営利かつ公益的な活動」です。「公益」を分かりやすく表現するため「○益」という言葉を3つ並べてみます。
- 公益=団体メンバー以外が受益すること〈"外"向け〉
- 共益=団体メンバー自身のためになること、自分たちの恩恵のためのこと〈"内"向け〉
- 私益=個人のためのこと
このうち、補助対象となるものはもちろん「公益」のみです。
単なるサークル活動や、会員のみが参加する教室・発表会・親睦会はこれにあてはまらないとわかります。
自分の団体の活動が補助の対象となるのか確認したいときは、「公益非営利チャート」を使うと、簡単な質問に答えるだけで自分たちの活動がどこに当てはまるか知ることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
令和8年度からは新しい試みが2つあるようです。
①補助割合がUPする「自治会等支援事業」
こちらは自治会や地域コミュニティ協議会と協力して行う事業です。(協力先の了承が必要)
例えば、
- 校区祭りなどで1ブース担当してイベントを設ける
- 自治会館で自治会員向けサロンを行う
などです。
②追加補助が交付される「市民投票」
採択された事業内容をVoice NAGAOKAKYOで公開、市民投票で2事業(たねまくコース、はなさくコースそれぞれで投票数が多かった事業各々上位1位)に補助金が追加交付されます。

こちらが現時点での投票画面のイメージだそうです。
まち活をより知ってもらい、地域、市民の「共感」を広く得ることを期待するようです。事業継続には仲間づくりにつながる「共感力」が重要ですね!
6月20日に行われる補助金審査会が楽しみになってきました!
このあと、昨年度学んだことをふまえた上で、以前結成したチームをもとに、新なメンバーを加えてそれぞれ事業内容を再確認する場となりました。
次回はジャックさんやテダスのスタッフさんの経験に基づいて作成された渾身の80マス!「NPOゲーム」をやってみよう!回です。すごろく形式でジャックさんのNPO設立の歴史を追体験できるそうですよ!
2026年5月17日(日曜日)第2回まち活MTG
第2回はズバリ「NPOゲームで学ぼう」と銘打って、NPOについての知識を深める回となりました。
「NPOゲーム」はNPO法人テダス理事長のジャック(高橋)さんが、現在のその立場に至るまでに、ご自身やスタッフの経験、テダスに寄せられた相談内容をもとに作った80マスを人生ゲーム風にした、わかりやすくNPOを学べるすごろくゲームです。


個人的にNPOについての知識も乏しく、以前「1日かかるでー(笑)」と聞いていたので、恐る恐る取り組みましたが、実際の所要時間は1.5時間ぐらいでした。
どのテーブルでも共通して、参加者同士、とても白熱したやりとりが繰り広げられました。
まず参加者全員が取り組み、やり切ったあとで、このゲーム開発のねらいについて、制作者のジャックさんから解説がありました。
多くのNPOが歩む道すじとして、
<STEP1>地域課題の解決や活性化のため団体が発足
<STEP2>活動を継続していくためには運転資金が必要となり、補助金など、その捻出方法を考える
<STEP3>安定して活動を軌道に乗せるため、独自収入(収入源、法人化)の確保を模索する
<STEP4>夢の「解散」に向けて動き出す!(=地域課題が解決され、団体の役目を終えること)
が考えられ、この過程がすごろくのマスに反映されています。
中でも、ジャックさんが経験上学ばれた「実は事務力はとても大切」ということがゲームに反映されています。
NPO族のサガとして、どうしても「事業」をしたい、得意だが「事務」はしたくない、得意ではないという人が多いようで、事務の分野をおろそかにしていると事業や団体の成長につながらない「事務力スパイラル」に陥りがちだそうです。
「事務力スパイラル」とは…
事務能力が低いと
・事業を重ねてもノウハウが蓄積しない
↓
・事務に手が取られて事業の質に影響が出る
↓
・社会からの信頼が得られない
の繰り返しが起こってしまうことを指します。
すごろくでは、事務力を蓄えないと先に進めないように作ってあり、マスには事務力にあたる具体例がいろいろと書かれていて、自然と知識が身につきます。

「事務力」とは…
・会計、経理、税務、労務
・人事、総務
・連絡調整、意思疎通
・書類を読んでその通りにできること
前半を読むと難しいですが、後半はごくごく普通のこと。
ですが、これが意外と、きちんとできる人は多くはないのかもしれません。筆者自身も心当たりがありすぎて心が痛みます。
「事務力」ばかりに触れましたが、ゲームの中でも「事業力」と「事務力」のどちらも兼ね備えていないと、先に進むことはできず、この二つのバランスが取れて初めて「共感」と「信頼」が得られ、STEP4に向けて理想的なNPOになっていける、と考えられます。
「事業力」(内容・主旨)→「共感」につながる!
→→→「共感」できない事業には支援は集まらない
「事務力」(人・組織) →「信頼」につながる!
→→→「信頼」できない組織には関わろうとしない
NPOのステップアップの過程で、収入源のことや法人化についても、すごろくでは大きな分岐点としてとらえられていて、NPOにとってお金はあくまで手段ではあるものの、信頼を得る上で法人化するのか、するとしたら一般社団法人か?NPO法人か?などリアルな選択で頭を悩ませる場面もあります。
各自、コマを進めたマスの文章を声に出して読むのがルール。ルールのとおり進めたり書かれたとおりに動くことも「事務力」ですね!
マスに書かれたリアルな実体験や悩ましい選択肢を全員で共有しながら、楽しく学ぶことができました。
次回はテーマが決まり、企画を模索する参加者から、ジャックさんにどんどん質問していこう!という回になります。
もちろん、これからまち活を考えている人もいつでも参加可能ですよ!