平成24年度 第2回スポーツ推進審議会会議録
- ID:3175
日時
平成25年3月26日(火曜日)午前10時00分から正午まで
場所
長岡京市役所 南棟3階 第1委員会室
出席者
- 桝岡義明
- 山本誠三
- 小池和美
- 井上年央
- 勝田歳一
- 堤久代
- 中村一弘
- 福田純一郎
- 水島啓子
- 椎名佐衛子
- 高橋恭三
- 太田伸彦
- 横山雅宏
- 米澤民恵
- 鈴木勉
欠席者
なし
事務局
教育長:山本 和紀
教育部長:中村 修
文化・スポーツ振興室長:岡本 明彦
スポーツ振興係長:岡本 勝道
スポーツ振興係主事:黒田 直樹、松矢 雄志
傍聴者
0名
内容
⑴ 開 会
教育長あいさつ
教育部異動者あいさつ
会長挨拶
⑵ 報告事項
・平成24年度スポーツ振興について
・平成24年度小中学校の体力テスト結果報告について
・平成25年度スポーツ関係予算の概要について
⑶ 閉 会
議事
⑴ 報告事項「平成24年度スポーツ振興」について、平成24年5月に策定した第3期アクションプランにおいて新規に追加した、「スポーツに関する総合的な啓発」の項目に基づく市民への啓発活動について、事務局より報告を行った。
報告内容については資料1のとおり。
⑵ 報告事項「平成24年度小中学校の体力テスト結果」について事務局より報
告を行った。
報告内容については資料2のとおり。
委 員
体力テストの結果について、国府と長岡京市で年度が異なる比較に意味はあるのか。また、資料を見ると、長岡京市は筋力、瞬発力が共通して低い。何か対策をとる必要があるのではないか。
委 員
私は普段トランポリンの指導をしており、2月10日の乙訓高校のフェスティバルでトランポリンの実施に携わったが、大変な人気で順番待ちができるほどであった。トランポリン運動は様々な運動能力の向上につながる。楽しみながら運動能力の向上ができるので、さらに普及したいと考えている。また他のスポーツでもトレーニングに取り入れてほしい。
委 員
市内小学校にはトランポリンはないのか。
委 員
トランポリンは西山公園体育館に3種類計5台ある。京都でもこれだけ設備が整っているところは他にないので、ぜひ活用していただきたい。ただし、トランポリンは1台で1人しか飛べないので、人数が増えると待ち時間が増える。ただ、子どもに自分の順番を待たせるというのは、良いことである。
委 員
総合型でもなにか活用できないか。
委 員
トランポリンの実施には、安全上いつも指導者がついていないと心配だ。
委 員
トランポリンを総合型で実施しようとすると、輸送費がかかりなかなか実施しづらい。昔は各学校でトランポリンを所有していたが、しだいに実施しなくなり眠らせてしまった。
委 員
環境は整備しないといけない。体力テスト分析結果について、小中学校はしっかりと受け止めているのか。もっと分析を深めていって、具体的な奨励策を講じられればよい。
委 員
新聞の記事を見ると、近畿地方の各府県は他地方よりも体力テストの結果が低い。また、例年結果のよい福井県等では具体的にどのような取り組みがなされているのか。それぞれ要因について、一度調査検討してもよいのではないか。
委 員
子どもの体力が高いと自然と子どもの学力が高くなる。そのことが住みよい都道府県という結果にもつながっている。体力テストの結果は、大都市を抱えている都道府県はどこも低い。長岡京市は大都市型でよいのか。
委 員
中学校では授業と顧問の先生の限界がある。20年前と比べて中学教員が3万人減っている。授業とクラブ活動を踏まえて、これからは先生をどのように養成していくかが重要である。
委 員
長岡京市ゆかりの選手・監督が5人もオリンピックに出場するということは、頂点のレベルは上がっているといえると思う。しかし、全体としてのレベルは上がっているのか疑問である。
⑶ 報告事項「平成25年度スポーツ関係予算の概要」について報告を行った。
報告内容については資料3のとおり
委 員
資料にある予算は教育委員会全体についた予算か。
事務局
教育委員会のスポーツ振興係が要求した予算を資料化した。
委 員
市長部局等にまたがるスポーツ関連予算はないのか。市民向けにもあった方がよいのではないか。
事務局
資料には、他課の部署の予算については含まれておらず、スポーツ関連予算としての資料はない。
委 員
スポーツ庁設置の要請も、複数の部課にまたがって情報を収集できないというようなことから起因している。長岡京市においては、少なくとも教育部の中の予算は集めていただきたい。
事務局
予算は縦割りであり、性質別に区分している。ご指摘のあるようにスポーツとしてひとくくりにするのであれば、その中で関係経費としてわかりやすいように、予算の拾い出しを行いたい。
委 員
学校のグラウンド夜間照明施設について、設置要望の声を耳にすることがある。資料の予算に含まれていないように思うが、設置に向けた取り組みはあるのか。
事務局
以前、長岡第十小学校で動きがあったが、2回ほど頓挫している。周辺住民の理解、エネルギーの問題等あり、夜間照明施設の設置はなかなか実施にいたっていない。現在神足小学校の校舎建て替えの計画があり、以前夜間照明の設置の話があったこと、また市の中心ということもあり、再び検討している。
委 員
長七小にてグラウンドを芝生化されたが、他の小学校で実施する計画はあるのか。
事務局
24年度に市として初めて学校グラウンドの芝生化をさせていただいた。その後、長五小にて総合型が芝生化を取り組むというような話も聞いている。長七小の芝生化成功は、地域との連携があったからこそである。芝生は維持管理が大切であるので、市として他でも実施したい気持ちはあるが、行政から一方的に行うものではなく、地域から声が上がったらサポートさせていただきたいと考えている。また、グラウンド全面の芝生化ではなく、部分的な実施でもかまわないと考えている。
委 員
予算の歳出において、スポーツ推進委員協議会活動について、研修参加費の項目があるが、具体的にどのような研修会であるのか。
事務局
スポーツ推進委員協議会の上部団体である、府・近畿スポーツ推進委員協議会が主催するものであり、他府県の市町村協議会の取り組み状況等について、発表や実技研修をとおして学んでくるものである。
委 員
スポーツ推進委員を務められるということで、AEDの講習やスポーツリーダー等の資格を持っておられるのか。資格にこだわるわけではないが、現場に出る以上はそのような知識、経験を得る機会があるのかと思い、研修会の内容を聞かせていただいた。
事務局
体育協会には普段からAEDの講習をよく行っていただいている。現在、子ども向けのAED講習会実施について検討している。スポーツ推進委員協議会においてもAED等の講習受講は重要であると考えている。総合型においても同様であり、市としてもAED設置箇所の増設を検討している。
委 員
3年ほど前に、スポーツ推進委員協議会でAEDの講習を受講している。
委 員
資料の予算項目は予算書そのままのものか。
事務局
予算書よりも事業を細かく分けて整理したものである。
委 員
重複項目等をもう少し整理をしていただいた方が理解しやすい。
委 員
スポーツセンターの看板が錆びており、修繕を行ってほしい。
事務局
スポーツセンター看板については、塗装で対応できるのか、改修が必要か確認させていただき、対応を検討し改善に取り組んでいきたい。
委 員
新幹線や国道から官民問わず、長岡京市とわかる看板で見えるものは何基あるのか。
事務局
数については把握できていないが、阪急新駅を含め市としてのPRについて検討させていただきたい。
委 員
以前から何度か議題になったことであるので、前向きに検討していただきたい。
委 員
先日府知事の話のなかで、スポーツ施設整備に力強い発言があった。地方自治体レベルでどの程度要求できるものであるのか。
事務局
国レベルで大型補正予算が組まれた。市としては学校耐震化工事を27年度までに100%進める計画があるため、まずは教育現場から取り組んでいるところである。その後、保育所の耐震化を進めさせていただき、順次公共施設についても整備させていただく、府に要望するとともに、市として取り組むべきことはしっかりと取り組んでいきたい。
委 員
スポーツ施設の備品購入について、事前に種目に精通している団体等に意見を聞いていただけるとありがたい。また、スポーツセンターの照明に関して、ボールが見にくい箇所もあるので、改善していただければありがたい。
事務局
西山公園体育館は築26年経過する。今年度については床面の改修の設計をさせていただく。予算の許す限り順次改善できるよう努めていきたい。西山公園体育館大体育室、小体育室については照度が上がり、より節電効果のある照明にすべて取り換えさせていただいた。今後も体育協会と連携して施設改善に努めていきたい。
委 員
4月21日に「にそと」が開通し、京都府北部とのアクセスがよくなり、人もの情報の交流が叫ばれている。今までにないようなスポーツの交流があればよいと思う。また、9月7日にオリンピック開催地が決定する。その結果を受けて日本のスポーツが活性化するのか。また、その際には長岡京市も乗り遅れないようにしたい。
委 員
当時息子が通っていた中学校は、陸上部の活動が活発ではなく、出場できる種目も限られていた。子どものモチベーションアップのためにも、もっと多くの大会に出場できるよう学校にお願いしたが、顧問の先生の都合で断念した。このようなことは今でも、他の学校でも起こっていることであると思う。顧問の先生の熱意によって、クラブ活動の指導のバランスが悪い。長岡京市で種目ごとの強化組織のような仕組みを作っていただければ、中学生もよりクラブ活動に興味をもつのではないか。
委 員
大事なことであると思う。深く検討していただくとともに、体育協会も力を貸してほしい。
委 員
現在指導に行っていただいている方もいる。さらに連携がとれればよい。
委 員
息子の場合は結果出せば環境は変わったが、結果を出す前の子どもを伸ばしてあげられるような仕組みを考えてほしい。
事務局
ご指摘のとおりであり、義務教育の現場では難しい話である。私どもは、子どもの未来を創るという意識を持つ先生を育成することが使命であると考えている。そのような意識を若い教員が持てるよう努めていきたい。
委 員
小学校において、陸上の記録会は以前隣接2,3の学校で行っていた。現在は西京極総合運動公園のサブグラウンドで10小学校一斉に行っている。体力テストの結果では、弱みの部分もあれば強みの部分もあり、その強みの部分が成果ではないかと考えている。私自身は長岡京市の子どもは体つきが小さいのではと感じている。中学校2年生くらいに体ができだすのではないかと、体力テストの結果を見ても思うところではある。陸上に関しては現在参加する大会数も増えており、入賞する子どももいる。大会では西京極の本競技場を使用し、府下全域から子どもが集まるため、そこで入賞できると中学校以降のスポーツ活動につながると考えている。今年度の交換記録会では新記録も登場し、ふるさと駅伝に関しても区間新記録が生まれるなど、見る部分によっては良くなっている面もある。
委 員
小学校の校長から、少年団の指導者への教育はどのようになっているのか相談を受けた。少年団指導者の態度が悪い、子どもにきつくあたるなど指導方法に問題があるのではないかという内容で、学校生活においても悪影響を及ぼしているとのことである。少年団の指導者研修は指導者全員が集まるものではないので、種目別で府レベルの研修会等あってもよいと思う。
委 員
少年団と学校の情報交換がなされていないように感じる。少年団で優秀な成績を収めた児童を学校が把握していないことがある。また、少年団や保護者と学校に垣根があるように思う。両者がよりリンクする形になればよい。
事務局
現在長岡京市では11種目21団体約750人の少年団への加盟がある。指導者研修や学校への情報提供については、少しでも良くなるよう検討したい。
委 員
高校スポーツにおいては、学校の垣根を越えた合同チームが公式の大会に出場できるようになってきている。今後、個人競技においても学校の垣根を越えた取り組みが起こるかもしれない。義務教育期間においては、合同チームの結成は可能であるのか。
委 員
高校スポーツについて、京都においてはラグビーと駅伝は府レベルの大会まで合同チームで出場可能である。学校単独では出場できなくても、日ごろの成果を発揮する場を用意することは重要であるという流れになっている。一方で、スポーツ活動そのものを学校の外に出してもいいのではないか、という意見もあるが、新しい指導要領に位置づけのあったとおり、スポーツ活動は学校教育活動の中におくべきである。しかし、どのレベルを目指すのかということは学校によって異なる。
委 員
体力テストの結果について、成人の結果はあるのか。
事務局
長岡京市ではデータを取っていない。
委 員
データを取りにくいが、今後スポーツ振興計画を改定するにあたり、結果があった方がよいのではないか。国は何らかのデータを持っていると思うので、そこで比較できればよいと思う。
委 員
次の推進計画の柱になるような意見であると思う。
委 員
ボクシングの選手にあったように具体的な話があればよいが、ゆかりの選手という言葉はあまり好きではない。全国的に、その選手が一番アスリートとして成長した時期に在籍していた地域をふるさととしているが、以前は高校であり、今は中学校になり、いずれは小学校になるのではないかと思う。そうなったときに向けて環境整備が重要であり、今後の検討課題に盛り込んでいきたい。
委 員
長岡京市には社会体育振興会という組織があるが、地域によって活動に差が
ある。もう一度掘り起こして活性化していければよいのではないか。
委 員
この件についても検討課題であると思う。
事務局
それではこれをもって閉会とさせていただきます。今回いただいたご意見はスポーツ振興計画や市の施策に活かせるよう努めてまいります。本日はありがとうございました。